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10 研究開発局主要事項 -令和7年度科学技術関係概算要求- (35 ページ)

公開元URL https://www.mext.go.jp/a_menu/yosan/r01/1420668_00002.html
出典情報 令和7年度文部科学省 概算要求等の発表資料一覧(8/29)《文部科学省》
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新試験研究炉の開発・整備の推進

令和7年度要求・要望額
(前年度予算額

37億円
21億円)
※運営費交付金中の推計額含む

概要
試験研究炉は原子力科学技術の研究開発や人材育成を支える基盤であり、「もんじゅ」サイトを活用した新たな試験研究炉について、設置
許可申請に必要な詳細設計や地盤調査等を進める。さらに、中性子ビーム実験や中性子照射に利用されるJRR-3を安定的に運用するとと
もに、「医療用等ラジオアイソトープ製造・利用推進アクションプラン」に基づき、JRR-3を用いたRI原料(モリブデン-99等)の製造に向けた技
術開発を進める。
(1)「もんじゅ」サイトを活用した新試験研究炉の開発・整備 1,580百万円(600百万円)
平成28年12月の原子力関係閣僚会議において、「もんじゅ」を廃止措置に移
行し、同サイトに新たな試験研究炉を設置することが決定された。新試験研究炉
は照射機能を有する中性子ビーム炉として、学術界のみならず産業界からも期
待が高まっている。そのため、設置許可申請に向けて、安全規制要求に適合する
試験研究炉及び付属施設に関する詳細設計や、地質情報を取得するボーリン
グ調査や自然事象の影響評価等を進める。
(2)JRR-3の安定的運用・利活用の促進
2,081百万円(1,521百万円)
JRR-3は我が国初の国産研究炉であり、様々な中性子ビーム実験や照射
実験などに活用されている。今後も引き続き、安定的に運用し利活用を促進
するため、JRR-3の関連施設を含めた高経年化対策や実験装置等の設備
の高度化に取り組む。
さらに、照射機能を生かした医療用RI原料の製造も期待されている。「医
療用等ラジオアイソトープ製造・利用推進アクションプラン」(令和4年5月原
子力委員会決定)に基づき、モリブデン照射製造試験をはじめとした、医療
用RI原料の製造に向けた研究開発を実施する。

原子炉
ホットセル等

ビームホール

新試験研究炉の完成イメージ

JRR-3(原子炉建家外観、炉室、ビームホール)

99Mo製造

(JRR-3)

99mTc製剤
調整・検査
(RI製造棟) (製薬工場)

病院

99Mo/99mTc国内安定供給のフロー

(担当:研究開発局原子力課)

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