よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


10 研究開発局主要事項 -令和7年度科学技術関係概算要求- (23 ページ)

公開元URL https://www.mext.go.jp/a_menu/yosan/r01/1420668_00002.html
出典情報 令和7年度文部科学省 概算要求等の発表資料一覧(8/29)《文部科学省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

次世代エッジAI半導体・フィジカルインテリジェンスの
統合的研究開発

令和7年度要求・要望額

42億円
(新規)

背景・課題
◆ 2030年代以降、AIを搭載したロボットなどのフィジカルインテリジェンス※が普及・拡大し、様々な社会・産業分野
の自動化・高度化が進展する一方で、AIの普及により全クラウドシステムの消費電力が全世界の発電エネル
ギーを超過する恐れ。
◆ フィジカルインテリジェンスの加速により、エネルギー問題などの地球規模課題や日本が直面する労働力不足を解決
することに貢献するが、その実現にはエネルギー効率を抜本的に向上する次世代のエッジ用AI半導体やエコで
革新的なAIロボットが必要。
◆ AIロボット等が普及する未来社会を見据え、次世代エッジAI半導体のユースケースを日本から生み出すことを目指し、
次世代エッジAI半導体開発とユースケース開発(革新的AIロボット研究)を一体的に実施。
※エッジ(末端機器)の知能化等により、AI(知能システム)と機械(ロボット、IoT等)が高度に融合することで実現する、AIが物理的動作を行う
ためのシステム。これにより、AIの利活用が現実世界(Real World)に拡がることで、リアルタイムに高付加価値を還元することを目指す。

出典:国立研究開発法人科学技術振興機構 低炭素社会戦略センター
LCS 2021より

AIの普及により世界のデータセンターにおける
消費電力が大きく増加する見込み

事業内容
⚫ 単に要素技術の研究に留まらず、革新的AIロボティクス用AI等のユースケース研究、半導体設計、デバイス、材料開発、評価解析技術・メカニズム解明等を
統合的に研究開発するチーム型研究を推進。
⚫ 文科省や経産省等の関係省庁/アカデミア/産業界が緊密に連携し、タイムリーに成果を受け渡し。経済安全保障上の重要性なども踏まえた戦略的な産学/
国際連携など、成果を最大化する仕組みを導入。
(事業規模等)
知能と身体機能のリアルタイム性とマルチタスクを
〇フィジカルインテリジェンス(革新的AIロボット)の研究開発
兼ね備えたAIロボットの実現
➢実施内容:
✓ 革新的な知能コアシステム開発、知能と身体機能の融合技術、AIロボット開発等に関する共通基盤技術の
研究開発を実施
✓ 自動運転技術をベースにしたAIロボット開発、産業用ロボットの知能化等の個別ユースケースに関する技術開発
(出典)五神理事長説明資料(次世代半導体のアカ
を実施 等
デミアにおける研究開発等に関する検討会2回資料)
➢ 公募テーマ:共通基盤技術3テーマ程度、ユースケース3テーマ程度
〇次世代エッジAI半導体の研究開発
➢実施内容:
• 半導体システムのAIによる高効率設計
✓ 高効率システム設計、超低消費電力なAI回路、Beyond1ナノ世代チップに向けた新材料・デバイス・
• 次世代要素デバイスと製造技術
プロセス・集積化技術、環境負荷の少ない製造技術等の研究開発を統合的に推進。
• 次世代AI回路技術 等
✓ フィジカルインテリジェンスの研究開発と連携しつつ将来のユースケースを想定した研究開発を推進。
➢公募テーマ:6テーマ程度
【事業スキーム】


委託

大学・国立研究開発法人等

✓ 支援対象機関:大学、国立研究開発法人等
✓ 事 業 期 間:令和7~16年度(10年間)

(担当:研究開発局環境エネルギー課、研究振興局基礎・基盤研究課)23

ページ内で利用されている画像ファイルです。