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10 研究開発局主要事項 -令和7年度科学技術関係概算要求- (4 ページ)

公開元URL https://www.mext.go.jp/a_menu/yosan/r01/1420668_00002.html
出典情報 令和7年度文部科学省 概算要求等の発表資料一覧(8/29)《文部科学省》
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宇宙安全保障の確保/国土強靱化
・地球規模課題への対応とイノベーションの実現(1/2)

令和7年度要求・要望額
301億円
(前年度予算額
289億円)
※運営費交付金中の推計額含む

宇宙空間を持続的かつ安定的に利用するための取組を実施するとともに、地震・津波・火山噴火・台風・竜巻・集中
豪雨等の大規模災害及び大事故へ対応するための、国土強靱化や地球規模課題の解決に資する地球観測衛星の
整備、イノベーション実現に向けた競争力のある新たな衛星技術の開発等の取組を推進する。
【主なプロジェクト】
○宇宙状況把握(SSA)システム

901百万円(896百万円)

宇宙空間を持続的かつ安定的に利用するため、防衛省と連携して、スペースデブリの観測を行う宇宙状
況把握(SSA)システムの運用を行い、日米連携の下、我が国の宇宙状況把握能力の強化に貢献する。

SSAシステム(イメージ)

○技術試験衛星9号機(ETS-9)

7,805百万円(3,290百万円)

我が国の静止通信衛星の国際競争力の獲得のため、通信量の大容量化に対応できるオール電化、諸
外国に比べて大推力の電気推進(ホールスラスタ)技術 、電源の軽量化及び高効率化による大電力・
大容量化技術、電力増大に伴う発熱増大に対応するための高排熱技術、世界初の軌道遷移用GPS受
信機等を開発・実証すると共に、ビーム照射地域や通信容量等の柔軟な機能変更を可能とし、需要の変
化に対する自由度を向上させるフルデジタルペイロードの搭載に必要となるアクティブ熱制御システムを開発・
実証する。

○降水レーダ衛星(PMM)

技術試験衛星9号機
(ETS-9)

2,728百万円(20百万円)

日本が優位性をもつ広域走査型レーダ技術を発展させ、 降水レーダ感度向上による雪や弱い雨の検知、
ドップラー速度観測による雨粒の落下速度等の把握により、雲降水システムの解明、気象・水災害にかかる
意思決定や、地球規模の気候・水課題にも資する降水レーダ衛星を開発。NASA等との国際協力ミッショ
ンに参画しているため、気候変動政策に係る宇宙分野での日米協力(加・仏)のシンボルとして科学や衛
星データ利用の推進を牽引することが期待される。
降水レーダ衛星(PMM)
(担当:研究開発局宇宙開発利用課)4

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