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参考資料 実践事例集(PDF:2,100K (19 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000197733_00005.html
出典情報 医薬・生活衛生局が実施する検討会 薬害を学び再発を防止するための教育に関する検討会(第21回 1/25)《厚生労働省》
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(薬害C型肝炎について)
〇C型肝炎のうち、裁判になっているのは、血液製剤によるC型肝炎感染。
出産のときの止血剤として血液製剤を使用して発症した。大学で医学等を
学ぶ学生に講義をしている中で、学生から「フィブリノゲンの副作用で感
染したんですね」と言われたことがある。しかし、先ほどの授業から、薬
害と副作用が異なることは、皆さんはすでに分かっていると思う。
しょう

〇アメリカの囚人の売血を製薬会社が買って、血 漿 だけをプールのような
ところに入れ、そこから血液製剤が製造された。毒を打たれたようなもの。
〇裁判で争われたのは、気づいたときに止めなかったこと。例えば、アメリ
カでは私が打たれた 10 年前には承認を取り消されており、青森の産婦人
科では投与された8人の妊婦が8人とも感染するといったことが起きて
いた。ストップして対応がとられていたなら、被害は拡大しなかった。
しかし、日本では、1992 年まで使用された。製薬企業は、30 万人にフィ
ブリノゲンは投与され、1万人は感染したと言っている。一方で、原告は
2000 人しかいない。自分が感染していることを知らない人がいるかもし
れないということであり、「早く検査をして」と言い続けている。
〇私自身は、フィブリノゲン投与の後に輸血も行ったため、産婦人科を退院
するときに血液検査を行った。そこで感染が判明した。産婦人科を退院し
て帰宅した後、すぐ入院するよう言われた。出産後 30 日過ぎても次男と
は別々の生活となった。
(次男の弁論『今、僕にできること』)
〇13 年間、月に1回の検査を行った。良かったり悪かったりして、一喜一
憂した。13 年目、かなり状態が悪くなったため、インターフェロン注射
を開始した。インターフェロン注射をしている中、中2だった次男が弁論
大会でC型肝炎を題材にスピーチを行った。スピーチを聴いて考えてもら
いたい(スピーチの練習をしているときに録音したものを流す)。
<スピーチの概要>
・母がC型肝炎と闘い始めてもうすぐ 14 年。
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