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参考資料 実践事例集(PDF:2,100K (42 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000197733_00005.html |
出典情報 | 医薬・生活衛生局が実施する検討会 薬害を学び再発を防止するための教育に関する検討会(第21回 1/25)《厚生労働省》 |
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薬害教育の実践例について
令和元年度に実施された薬害に関する授業の実践事例は以下のとおりです。実践事例集本
体ととともに令和元年度の事例も授業実施の参考として是非ご活用ください。
◆実施校:池田町立池田中学校
【対象学年】中学3年生 ※講演のみ全校生徒を対象
【教科等】社会科(公民的分野)「消費生活と経済」
【学習の目的】薬害を起こさない社会のあり方や、自ら医薬品を消費する者として何をす
ればよいかを考える。
【授業の流れ】
全校集会:
「薬害による被害の実態を知ろう」
○増山ゆかり氏(
(公財)いしずえ サリドマイド福祉センター)による講演を実施(全
校生徒を対象とした人権集会におけるプログラムの一つとして実施)
1時間目:
「なぜ薬害は起き、被害が拡大したのだろう」
○全校集会の内容を復習し、サリドマイドによる胎児の障害について説明。
○「なぜ、薬害は起き、被害が拡大したのだろうか」を課題として、薬の販売から、被
害発生、回収措置に至るまでを記した年表や、被害者数の推移を示した資料等をも
とに、行政の対応や制度の問題点を考える。
2時間目:
「薬害を起こさない仕組みを考えよう」
○「薬害を起こさないために、どのような仕組みにすると良いだろうか」を課題とし
て、医薬品をめぐる関係図(国、医療機関・薬局、製薬会社、国民)をもとに、グル
ープで議論。
○薬害を起こさないためには、企業や医師等の関係者間で副作用情報等の情報を広く共
有することが大切であり、幅広い情報共有を可能にするための、PMDA 等の役割を紹
介。
3時間目:
「消費者としての在り方を考えよう」
○医薬品が消費者に届くまでの経路を知り、
「医薬品が消費者に届くまでに、薬害を防
ぐ工夫ができないだろうか」を課題として、グループで議論する。
○最後に、サリドマイドの当時の宣伝広告を紹介。消費者としてどう行動するとよいか
考える。
【授業を受けた生徒の感想(一部)
】
・薬害という言葉を初めて知った。
・薬害を防ぐために一番大事なことは「情報」なのではないかと思った。
1
令和元年度に実施された薬害に関する授業の実践事例は以下のとおりです。実践事例集本
体ととともに令和元年度の事例も授業実施の参考として是非ご活用ください。
◆実施校:池田町立池田中学校
【対象学年】中学3年生 ※講演のみ全校生徒を対象
【教科等】社会科(公民的分野)「消費生活と経済」
【学習の目的】薬害を起こさない社会のあり方や、自ら医薬品を消費する者として何をす
ればよいかを考える。
【授業の流れ】
全校集会:
「薬害による被害の実態を知ろう」
○増山ゆかり氏(
(公財)いしずえ サリドマイド福祉センター)による講演を実施(全
校生徒を対象とした人権集会におけるプログラムの一つとして実施)
1時間目:
「なぜ薬害は起き、被害が拡大したのだろう」
○全校集会の内容を復習し、サリドマイドによる胎児の障害について説明。
○「なぜ、薬害は起き、被害が拡大したのだろうか」を課題として、薬の販売から、被
害発生、回収措置に至るまでを記した年表や、被害者数の推移を示した資料等をも
とに、行政の対応や制度の問題点を考える。
2時間目:
「薬害を起こさない仕組みを考えよう」
○「薬害を起こさないために、どのような仕組みにすると良いだろうか」を課題とし
て、医薬品をめぐる関係図(国、医療機関・薬局、製薬会社、国民)をもとに、グル
ープで議論。
○薬害を起こさないためには、企業や医師等の関係者間で副作用情報等の情報を広く共
有することが大切であり、幅広い情報共有を可能にするための、PMDA 等の役割を紹
介。
3時間目:
「消費者としての在り方を考えよう」
○医薬品が消費者に届くまでの経路を知り、
「医薬品が消費者に届くまでに、薬害を防
ぐ工夫ができないだろうか」を課題として、グループで議論する。
○最後に、サリドマイドの当時の宣伝広告を紹介。消費者としてどう行動するとよいか
考える。
【授業を受けた生徒の感想(一部)
】
・薬害という言葉を初めて知った。
・薬害を防ぐために一番大事なことは「情報」なのではないかと思った。
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