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参考資料 実践事例集(PDF:2,100K (35 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000197733_00005.html
出典情報 医薬・生活衛生局が実施する検討会 薬害を学び再発を防止するための教育に関する検討会(第21回 1/25)《厚生労働省》
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4.高校生を対象にした公民科以外の教科等での実践例

(1)学校法人廣池学園

麗澤高等学校

対象学年

高等学校第2学年

教科等

保健
①教科「保健」の単元の中で継続的に「薬害」を学ぶことによ
って医薬品等による健康被害を知るとともに「薬害」への理解
を深める。

学習の目的

②「性感染症・エイズとその予防」で薬害の事例を知った後に、
「医薬品と健康」の単元でサリドマイド薬害の発生経緯やスモ
ン薬害、薬害肝炎、ソブリジン薬害について学び、正しい医薬
品の利用の仕方、副作用が疑われたときにどう対応したらよい
かなどの知見を深める。

授業の流れ(「医薬品と健康」の単元の授業について記載)
○薬が原因で健康を害した例にはどんなものがあるか生徒に尋ねる。
(回答)
アレルギー、サリドマイド、眠くなる
○「薬害」とは、医薬品の使用で起こった有害な事象のうち社会問題となった
ものであることを説明。
○サリドマイド、スモン、ソリブジン、C型肝炎、エイズに係る薬害事件につ
いて説明し、サリドマイド被害者・増山ゆかり氏の証言映像を見せる。
○お薬手帳の役割、薬の種類(医療用医薬品と一般用医薬品)、正しい薬の服
用の仕方等について説明。
○医薬品には主作用と副作用があり、副作用には予期できないものもあること
を説明。
○医薬品の安全性のための対策として、
・副作用を国に報告する制度(医薬品・医療機器等安全性情報報告制度)が
あること
・副作用による健康被害を受けた人に補償する仕組み(医薬品副作用救済制
度)があること
・薬の有効性と安全性を販売前に確認するために承認制度があること
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