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参考資料 実践事例集(PDF:2,100K (33 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000197733_00005.html
出典情報 医薬・生活衛生局が実施する検討会 薬害を学び再発を防止するための教育に関する検討会(第21回 1/25)《厚生労働省》
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3.高校生の公民科現代社会での実践例
(2)学校法人志学会学院

志学会高等学校

対象学年

高等学校第1学年

教科等

公民科現代社会(消費者問題と関連させて指導を実施)

学習の目的

消費者問題の問題点について理解する、消費者問題・運動のあ
ゆみを理解する、消費者問題を防ぐ方法について考える。

授業の流れ
注:事前にサリドマイド事件について特集した「薬禍の歳月」(NHK

ET

V)の録画を視聴した上で、以下の授業を実施。
○消費者問題について、「信用」に着目しつつ、教科書に沿って説明。
○消費者行政に関し、消費者運動を契機に制定された法律、行政機関について
説明。
○サリドマイド事件を防ぐためにすべきであったことについて考えをまとめ、
生徒から発表。他の生徒の発表を聞いた感想についてもまとめる。
(生徒の意見(一部)は以下のとおり)
-日本や世界に送り出す前によく「効果」やドイツで出た「事件」「事故」
を知らせるべきだった。
-被害が確認されたらすぐに生産・販売中止にするべきだった。
-サリドマイドの安全性を責任を持ってしっかり調べるべきだった。



○消費者としてどのような点に注意すべきかについて、自分の考えをまとめ
る。(生徒の考え(一部)は以下のとおり)
-薬などは副作用を知った上で使用すべきである。また、製品についてある
程度の知識が必要である。
-安全を求める権利、知らされる権利、選ぶ権利、意見が反映される権利が
あることを理解する必要がある。



授業を受けた生徒の感想(一部)
○医薬品にはリスクもあることを意識すべきだと知った
-しっかりと危険性を確かめずに安全とうたって出した結果なので、そう簡
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