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【参考資料2】薬剤耐性ワンヘルス動向調査報告書2021 (115 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_29073.html
出典情報 薬剤耐性ワンヘルス動向調査検討会(第10回 11/21)《厚生労働省》
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② 届出基準
上記の届出対象疾患を診断した医師(定点把握疾患については指定届出機関の管理者)は、所定の届出様
式を用いて保健所に届け出る。それぞれの届出基準は、以下の表 101 に示す検査所見を満たす菌を検出し、
この分離菌が感染症の起因菌と判定されるか、通常無菌的であるべき検体からの検出である場合となってお
り、保菌者は届出対象ではない。
表 101 届出基準
報告対象
VRE
VRSA

CRE

MDRA

PRSP
MRSA

MDRP

届出の基準(要約)
腸球菌が分離同定され、バンコマイシンの MIC 値が 16µg/ml 以上
黄色ブドウ球菌が分離同定され、バンコマイシンの MIC 値が 16µg/ml 以上
腸内細菌科細菌が分離同定され、ア、イのいずれかを満たす
ア メロペネムの MIC 値が 2µg/ml 以上であること、
又はメロペネムの感受性ディスク(KB)の阻止円の直径が 22 ㎜以下であること
イ 次のいずれにも該当することの確認
(ア)イミペネムの MIC 値が 2µg/ml 以上であること、
又はイミペネムの感受性ディスク(KB)の阻止円の直径が 22 ㎜以下であること
(イ)セフメタゾールの MIC 値が 64µg/ml 以上であること、
又はセフメタゾールの感受性ディスク(KB)の阻止円の直径が 12 ㎜以下であること
アシネトバクター属菌が分離同定され、以下の3つの条件を全て満たした場合
ア イミペネムの MIC 値が 16µg/ml 以上又は、イミペネムの感受性ディスク(KB)の阻止円の直径が 13 ㎜以下
イ アミカシンの MIC 値が 32µg/ml 以上又は、アミカシンの感受性ディスク(KB)の阻止円の直径が 14 ㎜以下
ウ シプロフロキサシンの MIC 値が 4µg/ml 以上
又は、シプロフロキサシンの感受性ディスク(KB)の阻止円の直径が 15 ㎜以下
肺炎球菌が分離同定され、ペニシリンの MIC 値が 0.125µg/ml 以上
又は、オキサシリンの感受性ディスク(KB)の阻止円の直径が 19 ㎜以下
黄色ブドウ球菌が分離同定され、オキサシリンの MIC 値が 4µg/ml 以上
又は、オキサシリンの感受性ディスク(KB)の阻止円の直径が 10 ㎜以下
緑膿菌が分離同定され、以下の3つの条件を全て満たした場合
ア イミペネムの MIC 値が 16µg/ml 以上又は、イミペネムの感受性ディスク(KB)の阻止円の直径が 13 ㎜以下
イ アミカシンの MIC 値が 32µg/ml 以上又は、アミカシンの感受性ディスク(KB)の阻止円の直径が 14 ㎜以下
ウ シプロフロキサシンの MIC 値が 4µg/ml 以上
又は、シプロフロキサシンの感受性ディスク(KB)の阻止円の直径が 15 ㎜以下

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