【参考資料2】薬剤耐性ワンヘルス動向調査報告書2021 (29 ページ)
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公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_29073.html |
出典情報 | 薬剤耐性ワンヘルス動向調査検討会(第10回 11/21)《厚生労働省》 |
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表 16 基幹定点医療機関からの届出対象疾患の推移、2013-2019(件)
PRSP
MRSA
MDRA*
MDRP
年
2013
2014
2015
2016
2017
2018
2019
1,754
報告数
3,161
2,292
2,057
2,017
2,001
1,895
定点当たり
6.65
4.79
4.29
4.21
4.18
3.94
3.65
報告数
20,155
18,082
17,057
16,338
16,551
16,311
16,241
定点当たり
42.43
37.83
35.61
34.11
34.55
33.91
33.84
報告数
8
4
-
-
-
-
-
定点当たり
0.02
0.01
-
-
-
-
-
報告数
319
268
217
157
128
121
127
定点当たり
0.67
0.56
0.45
0.33
0.27
0.25
0.26
* 2014 年 9 月 19 日より全数把握対象疾患に変更された。-:調査を実施していない区分。
④ その他の耐性菌
ⅰ. Campylobacter spp.
データ元:東京都健康安全研究センター
東京都健康安全研究センターでは、カンピロバクター属菌について薬剤耐性率の動向調査を行って
いる。2020年に東京都内で発生した食中毒114事例中21事例(18.4%)がカンピロバクター属菌によ
るものであり、2005年以降、細菌性食中毒原因菌の第1位を占めていた1。対象菌株は、東京都内で
分離された散発下痢症患者由来のCampylobacter jejuni およびCampylobacter coli である。
Campylobacter jejuni のシプロフロキサシン(CPFX)耐性率は54.5%で、2018年より耐性率は増加
していた。エリスロマイシン(EM)耐性率は3.0%で、2011年以降、2番目に高い耐性率であった。
一方、Campylobacter coli におけるCPFX耐性率は68.8%であり、昨年より耐性率は高かった。ただ
し、Campylobacter coli では供試菌株数が少ないことも考慮に入れる必要がある。
表 17 散発下痢症由来 Campylobacter jejuni *の耐性率(%)
(供試数)
2011
2012
2013
2014
2015
2016
2017
2018
2019
(108)
(83)
(85)
(125)
(116)
(113)
(115)
(110)
(132)
EM
3.7
2.4
1.2
0.8
0.9
0.9
1.7
1.8
3.0
NA
53.7
62.7
50.6
50.4
37.1
53.1
46.1
51.7
54.5
CPFX
53.7
62.7
50.6
50.4
37.1
52.2
43.5
51.8
54.5
*東京都内の散発下痢症患者から分離された株。文献〔5〕から作成、一部変更。
表 18 散発下痢症由来 Campylobacter coli *の耐性率(%)
2011
2012
2013
2014
2015
2016
2017
2018
2019
(8)
(9)
(12)
(7)
(8)
(14)
(8)
(8)
(16)
EM
12.5
22.2
16.7
28.6
0.0
14.3
25.0
62.5
25.0
NA
87.5
66.7
75.0
57.1
50.0
50.0
62.5
50
68.8
CPFX
87.5
66.7
75.0
57.1
50.0
35.7
62.5
37.5
68.8
(供試数)
*東京都内の散発下痢症患者から分離された株。文献〔5〕から作成、一部変更。
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