【参考資料2】薬剤耐性ワンヘルス動向調査報告書2021 (123 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_29073.html |
出典情報 | 薬剤耐性ワンヘルス動向調査検討会(第10回 11/21)《厚生労働省》 |
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2012 年度より、JVARM とヒト医療現場での薬剤耐性菌のモニタリングである JANIS との連携を進めてお
り、JVARM で収集した健康家畜由来大腸菌のデータを JANIS のデータと比較可能な形式に変換し、その結果
をアンチバイオグラムとして動物医薬品検査所のウェブサイトで公表している 5。これにより、ヒトと動物の
薬剤耐性菌の動向を比較することが可能となっている。
図 10 ヒト由来大腸菌と家畜由来大腸菌の第3世代セファロスポリン耐性率の比較
ヒト由来株と肉用鶏由来株の第3世代セファロスポリン耐性率は 2011 年まで共に増加傾向にあったが、
2012 年以降肉用鶏では激減した。これは、一部の孵卵場で行われていた第3世代セファロスポリンの適応外
使用が、関係団体に JVARM の成績を示した上で取りやめるよう指導を行ったことにより中止されたことが
要因と考えられる 6。一方、ヒトでは、その後も増加傾向が続き、ヒトと肉用鶏では異なる傾向が認められて
いる。
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