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【参考資料2】薬剤耐性ワンヘルス動向調査報告書2021 (50 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_29073.html
出典情報 薬剤耐性ワンヘルス動向調査検討会(第10回 11/21)《厚生労働省》
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ⅲ. Escherichia coli
2012 年から 2018 年に 12 薬剤、2019 年に 13 薬剤を対象に調査を行った。2019 年は、牛、豚及
び鶏由来株では SM 及び TC、牛及び豚由来株では ABPC、豚由来株ではクロラムフェニコール
(CP)、ST、鶏由来株ではナリジクス酸(NA)に対して 50%を超える耐性が認められた。また、13
薬剤中 7 薬剤に対して豚由来株で牛及び鶏由来株に比べ高い耐性率が認められた。ヒトの医療で重要
な CTX、CPFX 及びコリスチン(CL)に対する耐性率は、それぞれ 5.0~14.9%、15.8~35.0%及び
10.0~27.7%であり、MEPM に対する耐性率は 0.0%であった。なお、2016 年から、CEZ 及び CL、
2019 年から CPFX について CLSI で変更後の BP を用いている点に留意する必要がある。CL につい
ては、2018 年に動物用医薬品としては第 2 次選択薬に位置付け、飼料添加物としては指定を取消し
使用を禁止している。CL に対する耐性率は、2017 年で豚由来株で 50%以上を示したが、2019 年の
耐性率は 27.2%と減少しており、引き続きこれらのリスク管理措置の強化による今後の耐性率の動向
を確認していく必要がある。

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