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別紙1○先進医療Bに係る新規技術の科学的評価等について (4 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000205617_00055.html
出典情報 先進医療会議(第119回 3/2)《厚生労働省》
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先進医療 B
評価委員

主担当: 竹内
副担当: 掛江

実施計画等評価表(番号 B134)
副担当:上村(夕)

技術専門委員: 北脇

先進医療の名称

着床前胚異数性検査

申請医療機関

大阪大学医学部附属病院

医療技術の概要

近年、体外受精で胚移植可能となるまで十分に発育した
胚を移植しても、妊娠しない、または流産する症例が多く、
特に年齢が高くなるとその傾向が顕著であることが課題
とされている。移植可能な状態まで発育した胚の半数以上
に染色体の数的異常が認められ、結果的に子宮に戻しても
着床しない、または着床しても流産に至ることが明らかと
なってきた。晩婚、晩産化が顕著な我が国では、繰り返し
体外受精-胚移植(ART)を行うことの身体的、精神的、経
済的、社会的負担が無視できない状況となっている。加え
て、妊娠しても流産となった場合には流産手術を要し、さ
らに身体的、精神的、経済的負担を負うこととなる。
一方、移植する前に胚の異数性を含む着床能、発育能を
判定することができれば、これらの負担を回避できるとの
考えに基づいて導入されたのが、着床前胚異数性検査
(PGT-A)である。PGT-A によって胚染色体数を移植前に評
価し、着床、発育がより期待できる胚を移植することで、
ART の成功率を高め流産を回避できる可能性があると考え
られている。
本研究では、PGT-A により日本産科婦人科学会が提示す
る胚診断指針に沿って A,B 判定と診断された胚を得られ、
初回凍結胚移植を実施する症例を「胚移植実施集団」とし、
胚移植実施集団における妊娠 12 週時の継続妊娠率(生児
獲得率と同等と推定する)を評価する。
○主要評価項目:
1)胚移植実施集団症例における妊娠 12 週時の継続妊娠率
(生児獲得率と同等と推定する)
○副次評価項目:
1)胚移植実施集団症例における妊娠 12 週時の流産率
2)胚移植実施集団症例における着床率(生化学的妊娠を含
む)
3)胚移植実施集団症例における着床(生化学的流産を含
む)あたりの臨床妊娠率
4)胚移植実施集団症例における着床(生化学的流産を含

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