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【参考資料6】成人と合わせて評価可能な小児(10歳又は12歳以上の小児)の臨床評価の留意点について(令和2年6月30日医薬品審査管理課事務連絡) (20 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000198856_00028.html
出典情報 創薬力の強化・安定供給の確保等のための薬事規制のあり方に関する検討会(第1回 7/10)《厚生労働省》
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3-2 アレルギー性鼻炎
(1)病態について
アレルギー性鼻炎は鼻粘膜のI型アレルギー性疾患で、原則的には発作性反復
性のくしゃみ、
(水様性)鼻漏、鼻閉を主徴とし、血清特異的IgE抗体レベルの上
昇、局所マスト細胞及び局所と血液の好酸球の増加、粘膜の非特異的過敏性亢進
などの特徴を持つ1)。また、アレルギー性鼻炎は、通年性アレルギー性鼻炎と花
粉症などの季節性アレルギー性鼻炎に分けられる。
幼少期ではしばしばアレルギー性皮膚炎が先行、合併し、また高率に気管支喘
息を合併し、このうち、皮膚炎、気管支喘息は小学校高学年で自然治癒の傾向が
みられるが、アレルギー性鼻炎の自然治癒は比較的低率で遅いとされている。
このようにアレルギー性鼻炎は鼻粘膜のI型アレルギー性疾患で、成因は成人
と小児で同様と考えられる。
(2)治療実態について
アレルギー性鼻炎の治療法は患者との医療者とのコミュニケーション、抗原
の除去と回避、薬物療法、アレルゲン免疫療法、手術療法に分けられる。このう
ち、薬物療法に用いられる薬剤は、ケミカルメディエーター遊離抑制薬、受容体
拮抗薬、Th2 サイトカイン阻害薬、ステロイド薬に分類される。
通年性アレルギー性鼻炎の治療法は病型と重症度の組み合わせで選択し、そ
の選択は画一なものではないとされるが、鼻アレルギー診療ガイドライン 1)では
以下の選択基準を挙げている。

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成人と合わせて評価可能な小児(10 歳又は 12 歳以上の小児)の臨床評価の留意点について