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○調剤(その2)について 総-3 (38 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00221.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第562回 11/8)《厚生労働省》
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薬局薬剤師による心不全患者のフォローアップ事例
○ 特に循環器領域における調剤後のフォローアップを必要とする患者は、ポリファーマシー、相互作用があ
る患者、新規処方時・処方変更時や服薬アドヒアランス不良時が挙げらている。
■ 服薬アドヒアランス不良な心不全患者のフォローアップの事例

■ 特に循環器領域でフォローアップの必要が
ある患者

80代 男性
【疾患】心不全
トリクロルメチアジド錠2㎎
【使用薬剤】

100.0

患者割合(%)

80.0

60.0

55.3
50.0

47.4
36.8

40.0

1日1回朝食後

1回1錠

トルバプタンOD錠15㎎

1日1回朝食後

1回1錠

フロセミド錠40㎎
フロセミド錠20㎎
ロサルタンカリウム錠25㎎
ランソプラゾールOD錠15㎎
酪酸菌製剤錠
アピキサバン錠2.5㎎
アロプリノール錠100mg
乾燥硫酸鉄錠105㎎

1日1回朝食後
1日1回朝食後
1日1回朝食後
1日1回朝食後
1日3回毎食後
1日2回朝夕食後
1日2回朝夕食後
1日1回朝食後

1回1錠
1回1錠
1回1錠
1回1錠
1回1錠
1回1錠
1回1錠
1回1錠

【背景】
・来局時にアドヒアランス不良で1日1回1錠のみ内服していた事実を把握。
・今回の経緯を医師へ報告。患者に対して、注意を促すため薬袋に工夫をし、正しく内服できるように指導。
・次回受診が2週間後であったためフォローアップを実施。
【フォローアップ】
・後日服用状況、体調変化(アドヒアランス上昇に伴う副作用の有無など)等の確認を実施。
・正しく服用することができていること、浮腫が改善傾向であることを確認。

34.2

21.1
20.0

出典:個別ヒアリングをもとに医療課作成

2.6

0.0

0.0

0.0

■ フォローアップを実施し受診勧奨に至った事例
80代 男性
【疾患】心房細動、糖尿病、緑内障
【使用薬剤】 フェブキソスタット錠20mg
フロセミド錠10mg
ビソプロロールフマル酸塩錠2.5mg
アピキサバン錠2.5mg
ビルダグリプチン錠50mg
スボレキサント錠15mg
センノシド錠12mg
クエン酸第一鉄ナトリウム錠50mg

※令和4年度厚生労働科学研究費補助金「薬剤師の職能のための薬学的
知見に基づく継続的な指導等の方策についての調査研究」(研究代表
者:東京薬科大学 益山光一)より

1日1回朝食後
1日1回朝食後
1日1回朝食後
1日2回朝・夕食後
1日2回朝・夕食後
1日1回就寝前
1日1回就寝前
1日1回朝食後

1回1錠
1回1錠
1回1錠
1回1錠
1回1錠
1回1錠
1回2錠
1回2錠

【背景】
・来局時に2週間ほど前から動機・息切れの症状があることを確認したため医師へ情報提供。
・経過観察となったが、次回受診まで期間があったため1週間後に電話でフォローアップを実施。
【フォローアップ】
・電話でフォローアップを実施したところ、息苦しさの改善がない、睡眠が取れていない、階段を昇れない、下肢
の浮腫の悪化を聴取。
・受診勧奨を実施し、入院となった。
出典:日本薬剤師会提供資料をもとに医療課作成

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