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総-1○個別事項(不妊治療)について (55 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00224.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第565回 11/17)《厚生労働省》
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不妊治療に係る情報提供の在り方について
研究班における論点整理※

〇 不妊治療に係る情報提供は、医療の質の向上や、患者の医療機関の選択に有用であることに加え、医療機関における
信頼や患者のエンパワメントにもつながる可能性がある。
○ 一方、治療実績に関するデータは、治療技術だけでなく、患者の年齢や合併症等の個別的要因が大きく反映されるもの
があり、こうしたデータについては、その解釈が難しく、また、公表を求めることで医療機関による患者の選別につながる可
能性がある。
【医療機関アンケート】※
現在のART登録データを治療情報や成績の開示に用いる場合の問題点 (n = 327)
症例の背景が把握できない
登録が効率化されていない

治療周期が選別される可能性
実地監査や精度管理がない
個人単位ではないこと
人工授精が含まれていない
0%

非常に問題だと思う
あまり問題だと思わない

10%

20%

30%

40%

ある程度問題だと思う
全く問題だと思わない

50%

60%

70%

80%

90%

100%

どちらともいえない

※令和4~5年度こども家庭庁科学研究「不妊治療における情報提供の方策等の確立に向けた研究」(研究代表者:前田恵理)

不妊治療を受ける患者が、各医療機関ごとの治療実績や安全性に関するデータを参考に、自分で医療機関を
選択することができるよう、研究班・関係学会において、以下のように情報提供を充実させる方向で議論。
➢ 治療実績については、年齢階級別のデータが患者の判断に資すると考えられるため、年齢階級別の採卵
総回数等を必須項目に含めるなど、治療の質に関するデータを充実。
➢ 安全性については、不妊治療の合併症である卵巣過刺激症候群(OHSS)等の発症数を含めることで、安
全性に関するデータを充実。
出典:こども家庭庁成育局母子保健課提供資料

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