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【資料4】令和5年度欧米の薬事制度に関する調査・整理業務 調査結果 (27 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_37109.html
出典情報 医薬品等行政評価・監視委員会(第14回 12/27)《厚生労働省》
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【日米欧におけるMSLの定義】MSLについても、MRと同様に、関連団体等による定義がいく
つか存在する
日米欧におけるMSLの定義

【整理の考え方】日米欧のいずれにおいても、MSLは公的な資格ではなく、MSLが担う役割は必ずしも各国で合致するものではないと想
定されるが、日本のMSLに相当すると考えられる職種について取りまとめると以下のとおり。関連団体・組織による定義/関連規定を中心
に上段で整理を行うが、中央行政・組織がその役割に言及しているものやガイドラインが存在する場合は、参考として下段に示す。またそ
の他民間の職業紹介企業等による情報も同様に参考として示す。

日本

日米欧における
MSLに関する定義

米国

【関連団体・組織・他】
【関連団体・組織】
◼ 日本製薬医学会MA部会「日本におけるメ ◼ 医療機関認定評議会(ACMA)「What
ディカル・サイエンス・リエゾンに関するアンケー
do Medical Science Liaisons Do?」
ト調査2019」
➢ “各治療分野の第一線で活躍する有力
➢ “製品の販売活動を担当する職種から
な医療従事者と交流することを主な職
独立し、医学的・科学的に高度な専門
務とする、現場ベースのメディカル・アフェ
性、学術知識を持ち、社外・社内にお
アーズの専門家のこと。”
いて医学的・科学的な面から製品の適 ◼ MSL Society(MSLS)「What is a
正使用、製品価値の至適化等を推進
Medical Science Liaison?」
する職種。特に、社外での医学専門家、
➢ “MSLの役割が持つ主な目的とは、
研究者等との医学的・科学的な議論
主要な学術機関や医療機関における
や学会活動等を通じて、アンメットメディ
key Opinion Leaders(KOL)等
カルニーズの解決に寄与する。”
第一線で活躍する医療従事者と対等
◼ EFPIA Japan 「EFPIA Japan MSL ガイドライ
な関係を構築・維持することである。”
ン」
➢ “医学的、薬学的、その他科学的観点
から医薬品の潜在的なアンメットメディ
カルニーズと適切な標準治療を特定、
検証し、医薬品の価値を最大限医療
に貢献する事を目的に活動を行う。
自社製品の販売活動を行う部門から
独立した部門に所属する。”

欧州
【関連団体・組織】
<フランス>
◼ フランス製薬工業協会(Leem)「Rules
of Professional Conduct」
➢ “地域レベルで患者ケアの向上や臨床
研究の開発を目的として、医療・科学
情報を提供し、科学的パートナーシップ
を構築することにより、医療従事者の
ニーズに応えるために必要な医学的・
科学的専門知識を有している。”

*:MSLは製薬企業間の自主的な役割区分である位置づけであることから、政府組織等による明確な定義は少なくとも日米欧では存在しない可能性が高い。

出所:日本製薬医学会MA部会「日本におけるメディカル・サイエンス・リエゾンに関するアンケート調査2019」、 EFPIA Japan 「EFPIA Japan MSL ガイドライン」、医療機関認定評
議会(ACMA) 「What do Medical Science Liaisons Do?」 、 MSL Society(MSLS) 「What is a Medical Science Liaison?」、、フランス製薬工業協会(Leem) 「Rules
of Professional Conduct」
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