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【資料4】モルヌピラビル(ラゲブリオカプセル200mg )の安全性について(医薬・生活衛生局の説明資料) (48 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_24538.html
出典情報 医薬品等行政評価・監視委員会(第7回 3/18)《厚生労働省》
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《添付文書 使用上の注意「2. 禁忌」
及び
「9. 特定の背景を有する患者に関する注意」
より抜粋》
2.

2.2

禁忌
(次の患者には投与しないこと)

妊婦又は妊娠している可能性のある女性
[9.5参照]

9.4

生殖能を有する者

9.5

妊婦

妊娠可能な女性に対しては、
本剤投与中及び最終投与後一定期間は適切な避妊を行うよう指導すること。
[2.2、
9.5参照]

妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しないこと。
動物実験で胎児毒性が報告されている。妊娠ラットの器官形成期にモルヌピラビルを投与した実験において、 -ヒドロ
キシシチジン
(NHC)
の臨床曝露量の8倍に相当する用量で催奇形性及び胚・胎児致死が、3倍以上に相当する用量で
胎児の発育遅延が認められている。また、妊娠ウサギの器官形成期にモルヌピラビルを投与した実験において、NHC
の臨床曝露量の18倍に相当する用量で胎児体重の低値が認められている。
[2.2、
9.4参照]

《生殖発生毒性試験データ》
1)
胚・胎児発生に関する試験
(ラット)

予備試験において、
妊娠ラット
(各群8匹)
の器官形成期
(妊娠6日から17日)
にラゲブリオ®の有効成分であるモルヌピラビルを
0、100、200、500及び1,000mg/kg/日の用量で1日1回経口投与した。1,000mg/kg/日群
(NHCの臨床曝露量の8倍*1に
相当)
で胚・胎児致死
(着床後死亡)

胎児
(眼、
腎臓及び中軸骨格)
の奇形及び変異
(頸肋及び痕跡程度の過剰肋骨)
並びに胎児の
で体重の低値が認められた。
発育遅延
(体重の低値及び骨化遅延)
が、500mg/kg/日群
(NHCの臨床曝露量の3倍*1に相当)
母動物では、1,000mg/kg/日群で体重及び体重増加量の減少、過度な体重減少による早期安楽殺、一過性の摂餌量減少が
認められた。
評価試験において、
妊娠ラット
(各群20匹)
の器官形成期にモルヌピラビルを0、
100、
250及び500mg/kg/日の用量で1日1回
で胎児の発育遅延
(体重の低値及び仙椎の椎骨数の減少)
経口投与した。500mg/kg/日群
(NHCの臨床曝露量の3倍*1に相当)
が認められた。母動物では、500mg/kg/日群で体重増加量の減少がみられた。ラットの胚・胎児発生に関する無毒性量及び母
動物の一般毒性に関する無毒性量は、
いずれも250mg/kg/日であった。
1)
胚・胎児発生に関する試験
(ウサギ)

予備試験において、妊娠ウサギ
(各群8匹)の器官形成期(妊娠7日から19日)
にモルヌピラビルを0、60、200、500及び
1,000mg/kg/日の用量で1日1回経口投与した。いずれの用量群にも発生毒性は認められなかった。母動物では、
1,000mg/kg/日
群で糞便量、
体重増加量及び摂餌量の減少が認められた。
評価試験において、
妊娠ウサギ
(各群19匹)
の器官形成期にモルヌピラビルを0、
125、
400及び750mg/kg/日の用量で1日1回
で胎児体重の低値が認められた。母動物では、
経口投与した。750mg/kg/日群(NHCの臨床曝露量の18倍*1に相当)
400mg/kg/日以上の群で糞便異常並びに体重増加量及び摂餌量の減少がみられた。ウサギの胚・胎児発生に関する無毒性
量は400mg/kg/日、
母動物の一般毒性に関する無毒性量は125mg/kg/日であった。
*1:新型コロナウイルス感染症患者にモルヌピラビルとして1回800mgを1日2回経口投与した際の曝露量
(AUC)
を基に算出

胚・胎児発生に関する試験
動物種

1群あたりの
動物数

投与経路

投与期間

投与量
(mg/kg/日)

無毒性量
(mg/kg/日)

ラット

雌8匹

経口

妊娠6日〜 17日

0、
100、
200、
500、
1,000

特定せず

ラット

雌20匹

経口

妊娠6日〜 17日

0、
100、
250、
500

ウサギ

雌8匹

経口

妊娠7日〜 19日

0、
60、
200、
500、
1,000

ウサギ

雌19匹

経口

妊娠7日〜 19日

0、
125、
400、
750

250
[胚・胎児発生毒性]
250
[母動物の一般毒性]
特定せず
400
[胚・胎児発生毒性]
125
[母動物の一般毒性]
1)社内資料

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