資料1参考資料1 新しい「新型インフルエンザ等対策政府行動計画」における各分野の取組(案) (53 ページ)
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公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_40139.html |
出典情報 | 厚生科学審議会 危機対応医薬品等に関する小委員会(第2回 5/13)《厚生労働省》 |
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価を継続的に行い、対策の切替えにつなげていくために、政府に対し必要な助
言を行うことも重要な役割である。
こうした役割として、いわゆる「First Few Hundred Studies(FF100)」の
ように、新型インフルエンザ等の発生時の最初期に症例定義に合致した数百症
例程度から平時から実施しているサーベイランスでは得られない知見を迅速
に収集するための臨床及び疫学調査を実施し、得られた対策に必要な知見を国
や都道府県等の関係機関及び国民等に還元することが期待される。このような
調査や分析等を行う体制の整備も重要である。また、感染やワクチン接種によ
る免疫獲得状況のモニタリングを実施することも必要である。
また、新型インフルエンザ等の患者の治療を率先して行った経験、他の感染
症指定医療機関等の治療経験や調査研究から知見を得て、新型インフルエンザ
等の診療指針や検査方法の指針等を作成し、これらの知見の提供により、各地
域における医療提供体制の構築等を支援することも重要な役割である。
さらに、国民の理解の促進や不安の軽減に資するよう、収集した情報や病原
体のリスク評価、治療法等、新型インフルエンザ等の対策等について、分かり
やすく情報提供・共有を行っていくことも期待される。
このほか、感染経路等のシミュレーションや人流データの分析等新たな技術
革新や既存技術の新型インフルエンザ等対策への活用についても、研究を進め
ることが期待される。
(3)研究開発及び臨床研究等のネットワークのハブの役割
JIHS は、初動期からの臨床研究や、海外の研究機関等とのネットワーク及
び国内の研究機関や製薬企業とのネットワーク等も活用したワクチン、診断薬
及び治療薬の速やかな研究開発を自ら行うとともに、国内における研究開発の
支援を行うことが期待されており、「新興・再興感染症データバンク事業
(REBIND)」の拡充等の推進や研究開発及び臨床研究等に係るネットワークの
ハブの役割を果たしていくことが必要となる。
このため、JIHS が研究開発及び臨床研究等のネットワークのハブ機能を発
揮できるよう、新型インフルエンザ等対策に関わる分野で必要となる研究の方
向性に関して JIHS から国への提案等ができる仕組みを設けること等も含め、
必要な体制や予算の確保について検討する必要がある。
(4)人材育成
新型インフルエンザ等への対応能力を向上させるためには、専門的な人材育
成が重要であり、JIHS が行う人材育成の取組への期待は大きい。このため、
JIHS は、感染症に対応する公衆衛生人材、医療人材、病原体分析や研究開発
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