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学校保健委員会答申 (11 ページ)

公開元URL https://www.med.or.jp/nichiionline/article/011751.html
出典情報 令和4・5年度学校保健委員会答申「地域に根差した医師の活動である学校医活動を推進させるための具体的な方策は何か」の提出および『学校医のすすめ』発行について(6/5)《日本医師会》
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(2001)年から毎年、園・学校保健勉強会を開催している。学校医に関心のある方は是非参
加されて見聞を広めて頂きたい。
最後に、前出のアンケート調査結果では、
「やりがいがある」と回答した医師の意見の中
に「健康相談」
「地域」
「学校保健委員会」
「啓発活動」
「児童生徒の成長」などのキーワード
が挙げられた。また、
「非常にやりがいがある」と回答した医師は、学校健診など保健管理
に加え、保健教育など学校での様々な活動にも注力されている医師に多いことが示された。
この結果は、これからの「学校医の在り方」をめぐって参考にすべき内容と思われる。学校
医は、児童生徒等の成長を見守り、アドバイスを行うと共に、学校を中心とした地域での健
康教育に積極的に取り組むことが求められる。今迄もがん教育、性教育、禁煙、睡眠、生活
習慣、熱中症、心の病等の教育講義は、それぞれの地域の学校で行われている。SDGsな
どの社会的テーマや、科学的な視点から今後は、体の仕組み、食物と栄養、感染症と免疫、
成長発達と老化、脳の働き、運動と体の動き、デジタル化等、医学的要素と科学的要素を取
り入れた健康教育が児童生徒等の将来と学校医、教職員、家族との繋がりをより深めていく
と思われる。
日本医師会には、学校医のモチベーションアップのために、会員に向けて、地域に根差し
た学校医としての活動は自身のレベルアップにつながることを周知するとともに、社会に向
けて、学校医の社会的評価・ステータスを高めていただくことを期待する。

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