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学校保健委員会答申 (34 ページ)

公開元URL https://www.med.or.jp/nichiionline/article/011751.html
出典情報 令和4・5年度学校保健委員会答申「地域に根差した医師の活動である学校医活動を推進させるための具体的な方策は何か」の提出および『学校医のすすめ』発行について(6/5)《日本医師会》
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全国養護教諭連絡協議会

学校医がその役割を果たし充実した学校保健活動に取り組むために、環境整備の促進と
「チームとしての学校」の実現に向けた方策を講ずることが必要だと考える。


環境整備

① 子どもたちの健やかな成長のために、学校と学校医が連携を深め、学校保健活動が充実
するよう、様々な環境を整えていくことが大切である。
② 学校医の負担を軽減するために時間的な余裕が必要であり、現代の子どもの実態に合わ
せた健康診断を行うためにも、項目等について検討してよい時期だろう。
③ ICTを積極的に活用し、メールでの健康相談、オンラインでの保健教育や学校保健委
員会等への参加など、相互に環境整備に努めていくことが必要だと考える。


「チームとしての学校」の実現

① 複雑化・多様化した児童生徒等の心身の健康課題の解決を図るためには、学校医を含む
学校の全ての教職員等が連携して取り組むことが求められている。学校医による専門的
知識に基づいた保健教育や健康相談、学校と地域の専門機関等をつなぐ役割は効果的に
機能している。学校医は「チームとしての学校」に不可欠である。
② 学校医が学校保健活動や健康教育に参画し、専門的立場から教職員や児童生徒等、保護
者に対して、指導・助言と共に、コミュニケーションを図ることにより、学校全体およ
び地域の健康力がさらに高まるものと考える。
③ 今後、関係者が更に連携を深め、学校医が「チームとしての学校」の一員としての所属
意識を高め、子どもの成長や学校医活動のやりがいを実感できるよう努めていくことが
必要であろう。
(小林

28

幸恵)