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学校保健委員会答申 (25 ページ)

公開元URL https://www.med.or.jp/nichiionline/article/011751.html
出典情報 令和4・5年度学校保健委員会答申「地域に根差した医師の活動である学校医活動を推進させるための具体的な方策は何か」の提出および『学校医のすすめ』発行について(6/5)《日本医師会》
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③ 医療者が「チームとしての学校」において活動する際の課題
本委員会では、学校医や医師会が「チームとしての学校」の一員として活動を
継続する際のいくつかの課題も明らかとなった。まず、学校医が学校の保健管理
の指導に関わる場合、各学校の学校保健委員会への出席等が考えられるが、学校
の管理職や養護教諭が、学校医の保健管理への積極的な関与を望まない場合も
ある。また、行政や教育委員会が、医師会側からの働きかけに対し、必ずしも好
意的な反応を示すケースばかりでもない。本委員会では、各地域でそれぞれの課
題について情報交換を行い、また、各地域での好事例の共有を行い、その解決に
向けた努力を継続的に行っている。
いずれにしても、学校医や医師会が、地道に学校や行政、教育委員会等に働き
かけを継続すること等を通じて徐々に信頼関係を構築し、
「チームとしての学校」
と、民生委員や福祉等も含む「地域」が連携して、子どもたちの資質・能力を確
実に身に付けさせられる活動を充実させることが重要である。

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