よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


学校保健委員会答申 (39 ページ)

公開元URL https://www.med.or.jp/nichiionline/article/011751.html
出典情報 令和4・5年度学校保健委員会答申「地域に根差した医師の活動である学校医活動を推進させるための具体的な方策は何か」の提出および『学校医のすすめ』発行について(6/5)《日本医師会》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

あとがき
〜学校医活動推進への提言〜
松村



当委員会は、日本医師会の松本吉郎会長の諮問「地域に根ざした医師の活動で
ある学校医活動を推進させるための具体的な方策は何か」を受け、2年間6回に
及ぶ委員会での協議と検討を踏まえ、各委員による渾身の方策を各章において
答申として述べた。
結びにあたり、提言として以下にまとめたので、日本医師会においては、地域
医師会とともにその実現をめざし、なおいっそうの取組を願う。

① 学校医のアピール
日本医師会と地域医師会は、学校医活動の担い手を増やすため、学校医を支援
しかつ負担の軽減を図るとともに、学校医活動がやりがいあるものであり、地域
医療においていかに重要であるかを、国はもとより、国民、学校現場、医学生を
含む医療関係者にアピールする。
② 認定学校医制度の創設
日本医師会は、一部地域で認定学校医制度の構築が進んでおり、これらを参考
に、地域の実情に応じた制度モデルを作成する。制度化により、学校医の目標と
意義を明確にし、地域社会における位置付けを行う。なお、学校医にとって認定
は必須ではなく、あくまでも、教育委員会が学校医委嘱に際し参考にするもので
ある。
③ 「チームとしての学校」の推進
「チームとしての学校」では、教職員をはじめ学内外の多様な人材により、そ
の専門性を発揮し、子どもたちの教育活動を行っている。その中で、学校医は地
域医師会とともに、その一員として参画し、学校における教育活動の役割の一端
を担い、いっそう推進する。

- 33 -