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学校保健委員会答申 (17 ページ)

公開元URL https://www.med.or.jp/nichiionline/article/011751.html
出典情報 令和4・5年度学校保健委員会答申「地域に根差した医師の活動である学校医活動を推進させるための具体的な方策は何か」の提出および『学校医のすすめ』発行について(6/5)《日本医師会》
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第3章

「チームとしての学校」の推進

「チームとしての学校」とは
中央教育審議会答申1において、「個々の教員が個別に教育活動に取り組むのではなく、校長
のリーダーシップの下、学校のマネジメントを強化し、組織として教育活動に取り組む体制を創
り上げるとともに、必要な指導体制を整備することが必要である。その上で、生徒指導や特別
支援教育等を充実していくために、学校や教員が心理や福祉等の専門家(専門スタッフ)や専
門機関と連携・分担する体制を整備し、学校の機能を強化していくことが重要である。このよう
な「チームとしての学校」の体制を整備することによって、教職員一人一人が、自らの専門性を
発揮するとともに、専門スタッフ等の参画を得て、課題の解決に求められる専門性や経験を補
い、子供たちの教育活動を充実していくことが期待できる。」とされている。

1)学校内の連携
近年、教職員の多忙化が指摘されている。まずは、教員が「チームとして」教
育活動に取り組むことが重要であるものの、学校医においても、学校の教育活動
の中における学校医活動の位置付けや、教員との間での連携と分担の在り方を
整理するなど、環境を充実していく必要がある。
「チームとしての学校」の具体的な在り方は、学校種や学校の規模、学校が置
かれている地域の状況等によって異なり、また、都市部と中山間部では、必要と
される人材や地域人材の状況等も異なるため、好事例の取り纏めにも難渋する
ことは想像に難くない。
養護教諭については、小学校、中学校、義務教育学校、中等教育学校及び特別
支援学校については、原則として必置となっているが、栄養教諭については、全
ての学校において任意とされている。そのため、栄養教諭の配置率については、
地域差はあるが、満足のいくものではない。また、養護教諭及び栄養教諭の標準

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初等中等教育分科会 (第 102 回) 配布資料、資料 2‐2 「チームとしての学校の在り⽅

と今後の改善⽅策について」(答申(案)
)、2.
「チームとしての学校」の在り⽅
https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/siryo/attach/1365971.htm

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