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参考資料3 看護学教育モデル・コア・カリキュラム改訂に関する連絡調整委員会(第2回)議事録 (21 ページ)

公開元URL https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/125/mext_00003.html
出典情報 看護学教育モデル・コア・カリキュラムの改訂に関する連絡調整委員会(第3回 6/20)《文部科学省》
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行為して,そしてまた省察するという能力と言われているので,高田先生おっしゃるよう
に,非常に統合的な概念であります。
今回,知識,スキル,態度・価値観というのは,コンピテンシーモデルをここに重ねて
置き換えていったというか,それで解釈できるように見せていったということになります
ので,必ずしもこれにばつっと分かれているものではないです。一つ一つの第2層であった
り第3層であったりとかを,今,4次元か3次元かの空間にあるものを2次元に落とした結果
等を見てみると,かなり入り組んでいたりするので,あくまでこの辺りにメインで位置し
ているというところで,今回,PSが知識というところになっていました。しかし,CSの一
部であったり,態度や価値観の一部が知識のほうにPSに入っていたりというところももち
ろんあります。
そして,ネーミングに関しましては,ここまでの既存の資料であったり,あるいは出て
きた資質・能力を一言で言うとどういうふうに言えるのかというところで定義をつけてい
ったものですので,いろいろなものが入り組んでいるというのは確かになるかと思います。
なので,高田先生の1つ目の御質問の,松下のモデルの一部を取り込んだのかという意味
では,そうではない,全体をこの概念を活用して質問設計をしていったというところにな
ります。ネーミングにつきましては,代表的な表現ということになりますので,中身がい
ろいろなものが入ってくるというところは否めないというところになります。2つ目まで
はそれでよろしいでしょうか。
3つ目の,もともと統合的な性質を持っているので,語尾であったりが知識に偏っている
のではないかというところでは,我々もこれの語尾をどうそろえていくかというようなと
ころはかなり悩みながら最終案とさせていただいたんですけれども,説明ができるという
ところ,つまり,資質・能力としてはやっぱり評価可能なレベルにしなければいけないの
で,その表現形として,行為レベルに持っていくというが大事だということで,説明がで
きるというところが多く目につくということで,知識レベルに偏っているのではないかと
いうような印象を持たれたかなと思います。しかし,例えばCS,クリニカルスキルの中の
説明できるというところでは,患者や他職種に対して自分がやる看護援助・行為に関して
説明ができる,説明をして納得を得てから行うというようなプロセスが当然必要になって
きますので,そういった場面でも説明ができるというような言葉を使っておりますので,
ここは少し混在していることが考えられます。
という御説明で分かりますでしょうか。

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