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参考資料3 看護学教育モデル・コア・カリキュラム改訂に関する連絡調整委員会(第2回)議事録 (33 ページ)

公開元URL https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/125/mext_00003.html
出典情報 看護学教育モデル・コア・カリキュラムの改訂に関する連絡調整委員会(第3回 6/20)《文部科学省》
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それで,先行していらっしゃる医学のほうでの何か御経験があれば教えていただきたい
んですけど,このコアカリキュラムの動きと並行して,CBTあるいはOSCEの体制を整えるた
めに今やっておけることみたいなことがございましたら教えていただければなと思います。
看護のほうはまだ全体としても組織的にCBT,OSCEを立てるというようなシステムにはな
っておりませんので,個々はどこまでどのようなことを今の段階で準備できるのかとか,
何かお知恵がありましたら,お聞かせいただければと思います。
【鎌倉委員長】

堀内委員,ありがとうございます。錦織委員にお尋ねしたいと思いま

すが,今,現状としては,CBTのところの試行をこれで何度か重ねておりまして,まだまだ
全会員校が参加するまでには至っていないんですが,いろいろなシステムの問題だとか,
あと試験問題の作成だとか,その辺りで苦労しているところでございます。ただ,着実に
試行は進んでおりますので,あともう一つは,看護の大学だけではなくて,専門学校もあ
りますので,全体に普及するというところには,まだまだ道のりは遠いと考えております。
そのような情報提供をさせていただいて,今やっておくべきこと,何か御示唆がござい
ましたら,お願いいたします。
【錦織委員】

御意見ありがとうございます。あと,御質問もありがとうございます。

一つは,先ほどの語尾のところに関連するところなんですけれども,ミラーのピラミッ
ドのどのレベルで評価をしようとしているのかということについての整理は,今の段階か
らできるかなと思いました。別の言い方をしますと,CBTで評価できるものとOSCEで評価す
るものとを,ある程度意識しながら学修目標の語尾を考えていくということは,今からで
もできるかなと思いました。
その際に,これはちょっと堀岡企画官には笑われるかもしれませんけれども,医学での
経験をしゃべりますと,今,OSCEを公的化したことによって,各大学の教員の負担がもの
すごく大変になっていまして,あまりOSCEに過大に期待しないほうがいいんじゃないかな
というのが,これは個人的な意見なんですけれども,あります。医学のほうがどのような
形に落ち着くのかどうか分かりませんけれども,理想とするOSCEをやろうとすると,現場
の負担が大ごとになるなということがこの一,二年で分かってきたことです。動画を使っ
たCBTみたいなものも最近開発が進んでいたりとかしますので,そういったところで評価
できるようにイメージして学修目標を書いていくということはできるかなと思います。
一方で,やっぱり実技試験ですね。OSCEでないと評価できないということもあると思い
ますので,今からできることとしては,OSCEでないと評価できない部分はどこなんだろう

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