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資料1-6             新規新型コロナワクチンを含むコホート調査並びに副反応シグナル全国調査[10.5MB] (23 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/newpage_00106.html
出典情報 厚生科学審議会・薬事審議会(合同開催) 予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会(第102回 7/29)医薬品等安全対策部会安全対策調査会(令和6年度第4回 7/29)(合同開催)《厚生労働省》
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第一三共社オミクロン株XBB.1.5対応1価ワクチン接種後 まとめ









2023年11月28日に特例承認となり、2023年12月4日に臨時接種の対象となった新型コロナワク
チンの第一三共社オミクロン株XBB.1.5対応1価ワクチンを追加接種した調査対象者に対し、2024
年1月24日から調査を開始した。3~7回目の追加接種について、2024年3月26日までに300人が
追加接種した。
第一三共社オミクロン株XBB.1.5対応1価ワクチンについて、追加接種後1週間(Day8)の日誌が回
収できた298人では、37.5℃以上の発熱が15.1%(38.0℃以上は6.4%)にみられ、局所反応は疼
痛が91.6%にみられた。
添付文書に記載のある皮膚の遅発性反応(接種9日後以降に継続した発赤)は8人に認められ、11
日から35日後に消失した。
第一三共社オミクロン株XBB.1.5対応1価ワクチンを接種し、接種後3か月後までの採血結果のある
52人の接種前および接種後の抗S抗体価は接種前の抗ヌクレオカプシドタンパク質抗体(抗N抗体)価
が陰性者は接種前7,546 U/mL、接種1か月後68,920 U/mL、接種3か月後47,222 U/mLであっ
た。抗N抗体陽性者は接種前17,843 U/mL、接種1か月後90,636 U/mL、接種3か月後49,787
であった。接種前抗N抗体陰性者17例、陽性者35名のXBB.1.5中和抗体価は接種前および接種1か
月後で抗N抗体陰性者7.5倍→94.2倍、抗N抗体陽性者37.0倍→326.4.3倍であった(参考として測
定したBA.5抗体価はそれぞれ30.1倍→141.6倍、112.0倍→360.4倍であった)。XBB.1.5株に対
する幾何抗体平均倍率は9.9倍であった。
第一三共社オミクロン株XBB.1.5対応1価ワクチンにおいて、PMDAへの副反応疑い報告が1件、因
果関係を問わないSAEが3件認められている。

順天堂大学 コロナワクチン研究事務局 23