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参考資料4  歯学教育モデル・コア・カリキュラム(令和4年度改訂版)[4.9MB] (110 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_42117.html
出典情報 歯科医師臨床研修制度の改正に関するワーキンググループ(令和6年度第1回)
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方略・評価の事例⑫
平成 28 年度
版学修項目

D-5-4)-(1) クラウンブリッジによる治療

令和 4 年度版
学修項目

D-5-3-1 固定性補綴装置(クラウンブリッジ)による治療

対象学年
(学生数)

第 3 学年 後期(45 名)
第 4 学年 前期(45 名)

科目・コース
等の名称

第 3 学年 歯科補綴学(2)A 講義
第 4 学年 歯科補綴学(2)B 講義

概要と方略

冠橋義歯学(クラウン・ブリッジ)の基本である金属冠および橋義歯の構造、適応
症、目的、臨床的意義、要件、製作法について修得するとともに、口腔顔面痛(顎関
節症)について基本的事項を理解する。授業の半分(7 回)にチーム基盤型学習:Team
based learning(TBL)授業によるアクティブラーニングを導入することで、学生によ
る主体的な学修技能の修得を図る。
TBL 形式授業では、事前に予習資料を電子掲示板に掲載し、学生は自宅で予習を
行う。授業時には、まず個人テスト(individual readiness assurance test:
tRAT)を実施する。tRAT では予習資料範囲内での多肢選択問題を解答する。基本
的な内容に重点をおいて 5、6 人で構成されるグループ内の討論を引き起こす程度
の難易度になるようにする。tRAT では学生は解答用紙に解答し、グループテスト
(team readiness assurance test: tRAT)は iRAT と同じ試験問題とし、スクラ
ッチ用紙を利用する。tRAT ではグループで話し合い、5 個の選択肢から、グルー
プで決めたスクラッチを削ることで解答する。学生は正答が出るまでスクラッチ
し、削った数だけ減点する方法を採用する。例えば、1 つ目で正解であった場合
は 10 点、2 つ目で正解の場合は 5 点、3 つ目以降に正解をスクラッチした場合は
0 点となるように設定する。tRAT はグループ全員の点数とする。グループアピー
ルとして iRAT、tRAT 問題についての適切な指摘や内容に関する的確な質問は、1
つに付き 1 点をグループ全員に加点する。その後、日常臨床で遭遇する多肢選択
式の難易度が高い応用問題をグループ課題(Group Assignment Projects: GAP)
として回答する。グループとしての回答時には各グループは解答パネルを提示す
る。学生相互評価では予習、グループに対する貢献度、グループメンバーに対す
る配慮、柔軟性の各項目に関して、グループ内の他の学生を評価する。学生相互
評価においては 5 段階で順位付けして評価する。

実施時間数

第 3 学年 講義 60 分×7 回
第 4 学年 講義 60 分×7 回

評価
(いつ・誰
が・どの方法
で・どのよう
なツールで・
何のために)

・毎回の授業において、担当教員は成績評価のために、以下の評価を実施する。
成績評価は総括的評価である。
・iRAT、tRAT、GAP、グループ内評価の点数を合計し、その回の授業における各学
生の成績とする。1 回目の授業開始前に、教員と学生は話合い、iRAT、tRAT、
GAP、グループ内評価の点数配分に関して決定する。例えば、30%、30%、
30%、10%と決定することになる。
・iRAT では予習範囲内の知識に関して、多肢選択問題 5 問を各学生に解答させ、
その正解数を点数化する。
・tRAT は iRAT と同じ問題をグループで話し合って解答させ、解答にはスクラッチ
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