参考資料4 歯学教育モデル・コア・カリキュラム(令和4年度改訂版)[4.9MB] (127 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_42117.html |
出典情報 | 歯科医師臨床研修制度の改正に関するワーキンググループ(令和6年度第1回) |
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科医療の進歩と改善に資するためには、侵襲性の高い診療が高頻度で実施される歯科医療の特殊性を踏まえ
た上で、自験を行わせることが必要である。
5)教員にも学生から発せられる新たな視点に基づく質問等により、自己学修が促される。
図 診療参加型臨床実習の推進による卒前卒後のシームレスな接続
3.本ガイドラインの活用方法
診療参加型臨床実習を主体とする臨床実習の実施にあたっては、学生が見学・診療介助、診療行為を行うこ
と、その他、教育上の特徴、危機管理、その他の法的な課題について、教員はもとより医療スタッフなど各関
係者の共通理解を得ておく必要がある。
本ガイドラインは、各大学及び実習の場となる附属病院が、診療参加型臨床実習を実施する際の体制作りと
して有用性が高いと考えられる項目について、その考え方や例示等とともに記載したものである。各施設にお
いて本ガイドラインを参考の上、各施設における実習の実施要項を作成し、適切に運用されていくことを期待
する。
Ⅱ.診療参加型臨床実習の目標
1. 歯科医師として生涯にわたって研鑽していくことが求められる資質・能力
診療参加型臨床実習においては、下記の目標を学修することが求められる。
1)診療の基本
信頼される安全・安心な歯科医療を提供するために、救急処置法を身に付けるとともに、患者安全対策に配
慮した歯科医療を実践し、処置時には適切な疼痛管理(除痛法)を実践する。
2)基本的診察・診断技能
臨床において患者から症状や異常を聴取し、適切な診察や検査を選択して診断できる技能を身に付ける。
3)症候・病態からの臨床推論
口腔・顎顔面領域の主な症候・病態から原因疾患を鑑別診断できる基本的能力を身に付ける。
4)診療記録の整理と治療計画立案
患者から得られた医療情報の取り扱いを理解し、得られた情報を基にする患者中心の治療計画の立案法を身
に付ける。
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