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参考資料4  歯学教育モデル・コア・カリキュラム(令和4年度改訂版)[4.9MB] (95 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_42117.html
出典情報 歯科医師臨床研修制度の改正に関するワーキンググループ(令和6年度第1回)
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方略・評価の事例⑤
平成 28 年度
版学修項目

A-1 プロフェッショナリズム
A-1-1) 医の倫理と生命倫理
A-1-3) 歯科医師としての責務と裁量権

令和 4 年度版
学修項目

PR プロフェッショナリズム
C-1-1 医の倫理と患者中心の視点
C-1-1-1 医の倫理と生命倫理、患者の権利に関する規範、国際規範の歴史的経緯
と諸問題を理解している。
C-1-1-2 臨床(生と死に関わる問題を含む)に関する倫理的問題を理解している。
C-1-2-1 歯科医師のプロフェッショナリズムを理解している。
C-1-2-2 コンプライアンスを遵守する。
A-3 人体各器官の正常構造と機能
A-3-1 身体を構成する組織と器官
A-3-2 頭頸部の基本構造と機能
A-3-3 口腔領域の構造と機能

対象学年
(学生数)

第 1 学年(約 120 名)
第 2 学年(約 120 名)

科目・コース
等の名称

歯科医学概論(第 1 学年)
解剖学、組織学(第 2 学年)

概要と方略












実施時間数

歯科医学概論(1 年)では、歯科医師にとっての全身的知識の重要性とその基本
となる人体解剖学(組織学、発生学を含む)の学修の必要性、さらにその解剖
学教育の重要な柱である解剖学実習を支える篤志献体のシステムを歴史的背
景とともに解説して、単に人体構造の知識だけで十分でないことを解説する
(1 コマ)。
解剖学の実習(組織学実習を含む)では、具体的に医療者のプロフェッショナ
リズムの涵養を目指し、白衣の着用(入室前の白衣着用を必須とする)や実習
態度等、患者さんの目で自分の行動が信頼される歯科医師に相応しいかどう
かを考えさせる。実習=治療、実習室=診療室、ご遺体=患者さん、と置き
換えて自らの行動を患者さんの目線で評価できるようにする。
ご遺体を用いた解剖学実習では、実習に先立って「死体解剖保存法」と「献
体法」の全文、解剖学実習や臨床医学学修に当たっての心構えを説いた資料
を配布して、解剖学実習は解剖学の知識を修得する場であることに加え、歯
科医師としての倫理感を含むプロフェッショナリズムを学ぶ場でもあること
を理解する。
実習初日までに、上記資料と説明に基づいて「解剖実習に臨むに当たっての
決意表明書」(A4 サイズ 3 ページ程度)を実習初日に、1 人ずつの面談で受理
する。
歯科臨床で用いる治療機器(訪問診療用治療ユニット)を実習に導入し、器具
の安全な操作と取扱いにも注意を払う体験を積む。共同作業による微細な骨
内部の剖出=治療が患者と術者の安全の確保に重要なことを理解する。
実習終了後、決意表明に対する自己評価を含む実習感想文を提出させる。

歯科医学概論 1 回(90 分)、解剖学(人体解剖実習 57 回(90 分×57 コマ))
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