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資料1-2 早期導入を要望する医療機器等に関する要望書【No.2024-1】 (22 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_42226.html
出典情報 医療ニーズの高い医療機器等の早期導入に関する検討会(第38回 8/9)《厚生労働省》
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(別添様式1)
ど、RNSの他の既知の副作用は確認されなかった。
外科的切除の候補とならない焦点性薬剤抵抗性てんかんの若年患者には
神経刺激装置の植込みを考慮すべきである。この多施設共同研究は、RNS
が小児の焦点性薬剤抵抗性てんかんに対して安全かつ効果的な緩和手段
であることを示唆している。
(参照文献 3)
書誌事項

Kerezoudis P.et al.: Epilepsy & Behavior 129 (2022) 108646 3

試験・研究デザイン

包括的な文献調査結果に自施設症例を加えた、小児てんかん(18 歳未満)
に対する RNS 植込みについて、発作頻度の減少を対象としたメタ・アナリ
シス
18 歳未満の小児てんかん患者に対する RNS に関連する研究について包括
的な文献検索(Pubmed/Medline、Scopus、Cochrane)を実施。最終的にク
ライテリアを満たした、2018 年~2021 年に掲載された計 8 件の先行研究
(全て米国)より 45 患者、また著者の施設内での 4 症例を加えた計 49 患者
が分析された。RNS 電極留置部位、発作転帰、術後合併症をデータ分析し
た。

対象

RNS 植込み時点で 18 歳未満であった 56 症例の薬剤抵抗性てんかんの若年
患者。
RNS 埋め込み時点で 18 歳未満であった 49 症例の小児の薬剤抵抗性てんか
ん患者。埋め込み時の年齢中央値は 15 歳で、16 名(63%)が男性であった。
14 名(64%)で MRI 病変が認められ、大多数の 44 名(90%)では事前に侵襲的
脳波検査が行われており、最も一般的な方法は SEEG で 25 名(57%)だった。

目的

18 歳未満における RNS システムの有効性・安全性を評価すること

結果

8研究49症例(年齢中央値15歳)におけるRNS植込みでは、フォローアップ期
間(中央値22カ月)の時点で、発作頻度減少率が75%(中央値)、レスポンダ
ー率(発作回数が50%以下に減少したもの)の割合は80%であった。
合併症として感染が4症例(8%)報告されたが、血種や術後の神経障害の報
告はなかった。現在の臨床エビデンスは、難治性小児てんかんに対するRNS
の有望な安全性と有効性を支持するものであるとされた。

(参照文献 1)
書誌事項

Nagahama Y. et al: Neurosurgery 89:997–1004, 2021 1

試験・研究デザイン

包括的な文献調査結果に自施設症例を加えた、小児てんかん(18 歳未満)
に対する RNS 植込みについて、発作頻度の減少を対象とした多施設共同研

小児における RNS 治療に関する文献には限りがある。本研究で RNS により
治療を受けた小児期発症の薬剤耐性てんかん患者を 5 施設の米国小児科
センターで遡及的に特定。日常生活に支障を引き起こす発作と合併症の軽
減が 18 歳未満の小児および 18 歳以上の若年成人を対象に評価し、成人患
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