よむ、つかう、まなぶ。
資料1-2 早期導入を要望する医療機器等に関する要望書【No.2024-1】 (23 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_42226.html |
出典情報 | 医療ニーズの高い医療機器等の早期導入に関する検討会(第38回 8/9)《厚生労働省》 |
ページ画像
ダウンロードした画像を利用する際は「出典情報」を明記してください。
低解像度画像をダウンロード
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
(別添様式1)
者に関する先行文献と比較分析した。
対象
RNS 植込み時点で 18 歳未満であった 56 症例の薬剤抵抗性てんかんの若年
患者。
小児期発症の薬剤抵抗性てんかんを有し、2020 年 4 月以前に RNS 埋め込
み術を受けたすべての患者が特定され、計 35 名が対象となった。以前に
てんかん手術歴がある患者、また推測されるてんかん領域の部分切除を同
時に受けた患者も本研究に含まれた。被験者の 17 名は RNS 埋め込み時に
18 歳未満(最年少 3 歳)、18 名は若年成人であり平均手術時年齢は 16.6
歳、34%は女性であった。平均有病期間は 9.9 年、RNS 前の手術介入の内
訳は 10 名(28.6%)で焦点切除、4 名(11.4%)で VNS 埋め込みであった。全
ての患者で RNS 前に侵襲的頭蓋内モニタリングを施行した。
目的
18 歳未満における RNS システムの有効性・安全性を評価すること
結果
8研究49症例(年齢中央値15歳)におけるRNS植込みでは、フォローアップ期
間(中央値22カ月)の時点で、発作頻度減少率が75%(中央値)、レスポンダ
ー率(発作回数が50%以下に減少した患者の割合)は80%であった。
合併症として感染が4症例(8%)報告されたが、血種や術後の神経障害の報
告はなかった。
現在の臨床エビデンスは、難治性小児てんかんに対する成人同等のRNSの
有望な安全性と有効性を示唆するものである
(参照文献 17)
書誌事項
Sprengers M. et al.: Cochrane Database Syst Rev. 2017 Jul; 2017(7):
CD008497.17
試験・研究デザイン
てんかんにおける脳深部・脳表刺激装置に関する治験データを中心とした
システマティックレビュー
以 下 の 電 子 デ ー タ ベ ー ス (Cochrane Epilepsy Group Specialized
Register、Cochrane Central Register of Controlled Trials、PubMed、
ClinicalTrials.gov、the WHO International Clinical Trials Registry
Platform)より検索を実施。刺激部位の異なる計 12 件の RCT ランダム化比
較試験(質的統合)が特定され、そのうち 11 件では 1~3 ヶ月間の頭蓋内神
経刺激と偽刺激を比較。研究包含基準を満たしかつ適切なデータ抽出可能
であった計 10 研究が最終的に量的解析(メタ分析)対象となった。4 名の
レビュー著者が独立して対象となる試験を選択。2 名のレビュー著者が独
立して関連データを抽出し、試験の質と全体的な証拠の質を評価した。調
査された結果は、発作消失、レスポンダー率、発作頻度減少率、有害事象、
神経心理学的転帰および QOL であった。 結果は臨床的多様性を理由に異
なる頭蓋内ターゲット毎に別々に分析および報告された。
対象
てんかんにおける脳深部・脳表刺激装置の RCT データ
焦点発作、全般発作、またはその両方を伴う薬剤抵抗性てんかん患者(過
23
者に関する先行文献と比較分析した。
対象
RNS 植込み時点で 18 歳未満であった 56 症例の薬剤抵抗性てんかんの若年
患者。
小児期発症の薬剤抵抗性てんかんを有し、2020 年 4 月以前に RNS 埋め込
み術を受けたすべての患者が特定され、計 35 名が対象となった。以前に
てんかん手術歴がある患者、また推測されるてんかん領域の部分切除を同
時に受けた患者も本研究に含まれた。被験者の 17 名は RNS 埋め込み時に
18 歳未満(最年少 3 歳)、18 名は若年成人であり平均手術時年齢は 16.6
歳、34%は女性であった。平均有病期間は 9.9 年、RNS 前の手術介入の内
訳は 10 名(28.6%)で焦点切除、4 名(11.4%)で VNS 埋め込みであった。全
ての患者で RNS 前に侵襲的頭蓋内モニタリングを施行した。
目的
18 歳未満における RNS システムの有効性・安全性を評価すること
結果
8研究49症例(年齢中央値15歳)におけるRNS植込みでは、フォローアップ期
間(中央値22カ月)の時点で、発作頻度減少率が75%(中央値)、レスポンダ
ー率(発作回数が50%以下に減少した患者の割合)は80%であった。
合併症として感染が4症例(8%)報告されたが、血種や術後の神経障害の報
告はなかった。
現在の臨床エビデンスは、難治性小児てんかんに対する成人同等のRNSの
有望な安全性と有効性を示唆するものである
(参照文献 17)
書誌事項
Sprengers M. et al.: Cochrane Database Syst Rev. 2017 Jul; 2017(7):
CD008497.17
試験・研究デザイン
てんかんにおける脳深部・脳表刺激装置に関する治験データを中心とした
システマティックレビュー
以 下 の 電 子 デ ー タ ベ ー ス (Cochrane Epilepsy Group Specialized
Register、Cochrane Central Register of Controlled Trials、PubMed、
ClinicalTrials.gov、the WHO International Clinical Trials Registry
Platform)より検索を実施。刺激部位の異なる計 12 件の RCT ランダム化比
較試験(質的統合)が特定され、そのうち 11 件では 1~3 ヶ月間の頭蓋内神
経刺激と偽刺激を比較。研究包含基準を満たしかつ適切なデータ抽出可能
であった計 10 研究が最終的に量的解析(メタ分析)対象となった。4 名の
レビュー著者が独立して対象となる試験を選択。2 名のレビュー著者が独
立して関連データを抽出し、試験の質と全体的な証拠の質を評価した。調
査された結果は、発作消失、レスポンダー率、発作頻度減少率、有害事象、
神経心理学的転帰および QOL であった。 結果は臨床的多様性を理由に異
なる頭蓋内ターゲット毎に別々に分析および報告された。
対象
てんかんにおける脳深部・脳表刺激装置の RCT データ
焦点発作、全般発作、またはその両方を伴う薬剤抵抗性てんかん患者(過
23