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【参考資料5】抗微生物薬適正使用の手引き 第三版 別冊 (10 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_45318.html |
出典情報 | 厚生科学審議会 感染症部会 薬剤耐性(AMR)に関する小委員会 抗微生物薬適正使用(AMS)等に関する作業部会(第6回 11/19)《厚生労働省》 |
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抗微生物薬適正使用の手引き
第三版
別冊
を示唆する研究もあるものの 36,37、ESBL 産生菌に対する有効性の評価としては十分とは言えず、
また、国内では適応外使用となることもあり、現状では積極的な使用は推奨されない。
表 3. ESBL 産生腸内細菌目細菌感染症の治療例 38-41
血流感染症
<重症例・免疫不全例・CRBSI 等>
メロペネム点滴静注 1 回 1g 8 時間毎
<非重症の UTI・十分にドレナージをされた胆道系疾患等>
セフメタゾール点滴静注 1 回 1g 8 時間毎
非血流感染症
非複雑性膀胱炎
スルファメトキサゾール/トリメトプリム(ST 合剤)2 錠(トリメトプリム[80mg/錠]
として 160mg)/回、1 日 2 回経口投与
クラブラン酸/アモキシシリン(250mg)1 錠/回 + アモキシシリン(250mg)1 錠/回、
1 日 3 回経口投与 42
腎盂腎炎・
<経口摂取可能な例>
複雑性 UTI
レボフロキサシン 500-750mg/回、1 日 1 回経口投与¶43
ST 合剤 2-4 錠/回(トリメトプリム[80mg/錠]として 4-6mg/kg/回)
、1 日 2 回経口投与¶44
<経口摂取不可能な例>
レボフロキサシン点滴静注
点滴時間
1 回 500-750mg、24 時間毎¶43
500mg の場合は 1 時間
FDA の添付文書では 750mg の場合 90 分以上かけてと記載
セフメタゾール点滴静注
1 回 1g、8 時間毎
その他の感染症
<重症例・免疫不全例等>
(肺炎・腹腔内
メロペネム点滴静注
感染症等)
<非重症例・十分なドレナージをされた例等>
1 回 1g、8 時間毎
セフメタゾール点滴静注
レボフロキサシン点滴静注
点滴時間
1 回 1g、6-8 時間毎
1 回 500-750mg、24 時毎¶43
500mg の場合は 1 時間
FDA の添付文書では 750mg の場合 90 分以上かけてと記載
<非重症例・十分なドレナージをされた経口摂取可能な例>
レボフロキサシン 500-750mg/回、1 日 1 回
経口投与¶43
ST 合剤 2-4 錠/回(トリメトプリム[80mg/錠]として 4-6mg/kg/回)
、1 日 2 回 経口投与¶44
A. 用量に関しては腎機能正常例のものを提示した。腎機能に合わせた調整を要する。腎機能正常であれば、アミ
ノグリコシド系抗菌薬も選択肢になりうる(AmpC 産生腸内細菌目細菌の項参照)
。
B. レボフロキサシン、ST 合剤、クラブラン酸/アモキシシリン、アモキシシリンは耐性である可能性あり、必ず
感受性を確認してから使用する。ST 合剤に関しては点滴静注での投与も可能(AmpC 産生腸内細菌目細菌の
項参照)
。
C. セフメタゾールに代わり、フロモキセフも使用可能だがヒトでの ESBL 産生菌治療に関する用法用量に関する
データがセフメタゾール 39 より少ない。フロモキセフ使用時はシミュレーションデータに基づき点滴静注 1 回
1g 6 時間毎が推奨される 38。
D. 治療期間は原疾患とその経過に応じて決定する。
¶ 表内は海外用量を含むため、国内添付文書での適応症や用量に関しては補遺 p.8 参照
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第三版
別冊
を示唆する研究もあるものの 36,37、ESBL 産生菌に対する有効性の評価としては十分とは言えず、
また、国内では適応外使用となることもあり、現状では積極的な使用は推奨されない。
表 3. ESBL 産生腸内細菌目細菌感染症の治療例 38-41
血流感染症
<重症例・免疫不全例・CRBSI 等>
メロペネム点滴静注 1 回 1g 8 時間毎
<非重症の UTI・十分にドレナージをされた胆道系疾患等>
セフメタゾール点滴静注 1 回 1g 8 時間毎
非血流感染症
非複雑性膀胱炎
スルファメトキサゾール/トリメトプリム(ST 合剤)2 錠(トリメトプリム[80mg/錠]
として 160mg)/回、1 日 2 回経口投与
クラブラン酸/アモキシシリン(250mg)1 錠/回 + アモキシシリン(250mg)1 錠/回、
1 日 3 回経口投与 42
腎盂腎炎・
<経口摂取可能な例>
複雑性 UTI
レボフロキサシン 500-750mg/回、1 日 1 回経口投与¶43
ST 合剤 2-4 錠/回(トリメトプリム[80mg/錠]として 4-6mg/kg/回)
、1 日 2 回経口投与¶44
<経口摂取不可能な例>
レボフロキサシン点滴静注
点滴時間
1 回 500-750mg、24 時間毎¶43
500mg の場合は 1 時間
FDA の添付文書では 750mg の場合 90 分以上かけてと記載
セフメタゾール点滴静注
1 回 1g、8 時間毎
その他の感染症
<重症例・免疫不全例等>
(肺炎・腹腔内
メロペネム点滴静注
感染症等)
<非重症例・十分なドレナージをされた例等>
1 回 1g、8 時間毎
セフメタゾール点滴静注
レボフロキサシン点滴静注
点滴時間
1 回 1g、6-8 時間毎
1 回 500-750mg、24 時毎¶43
500mg の場合は 1 時間
FDA の添付文書では 750mg の場合 90 分以上かけてと記載
<非重症例・十分なドレナージをされた経口摂取可能な例>
レボフロキサシン 500-750mg/回、1 日 1 回
経口投与¶43
ST 合剤 2-4 錠/回(トリメトプリム[80mg/錠]として 4-6mg/kg/回)
、1 日 2 回 経口投与¶44
A. 用量に関しては腎機能正常例のものを提示した。腎機能に合わせた調整を要する。腎機能正常であれば、アミ
ノグリコシド系抗菌薬も選択肢になりうる(AmpC 産生腸内細菌目細菌の項参照)
。
B. レボフロキサシン、ST 合剤、クラブラン酸/アモキシシリン、アモキシシリンは耐性である可能性あり、必ず
感受性を確認してから使用する。ST 合剤に関しては点滴静注での投与も可能(AmpC 産生腸内細菌目細菌の
項参照)
。
C. セフメタゾールに代わり、フロモキセフも使用可能だがヒトでの ESBL 産生菌治療に関する用法用量に関する
データがセフメタゾール 39 より少ない。フロモキセフ使用時はシミュレーションデータに基づき点滴静注 1 回
1g 6 時間毎が推奨される 38。
D. 治療期間は原疾患とその経過に応じて決定する。
¶ 表内は海外用量を含むため、国内添付文書での適応症や用量に関しては補遺 p.8 参照
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