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【参考資料5】抗微生物薬適正使用の手引き 第三版 別冊 (27 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_45318.html
出典情報 厚生科学審議会 感染症部会 薬剤耐性(AMR)に関する小委員会 抗微生物薬適正使用(AMS)等に関する作業部会(第6回 11/19)《厚生労働省》
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抗微生物薬適正使用の手引き

第三版

別冊

表 10. Acinetobacter 属に対する抗菌薬の主な選択肢と注意点 41
薬剤名
メロペネム

1 回投与量

注意点

点滴静注

 1 回 2g を 1 日 3 回/日での投与は添付文書では化膿性

1-2g¶

投与間隔

8 時間毎

髄膜炎の場合にのみ適応
 バルプロ酸との併用は禁忌

セフェピム

2g¶53

点滴静注

 添付文書上最大 4g/日

8-12 時間

 特に腎機能障害患者で、過量投与による意識障害・



痙攣等の精神神経症状を起こすことがある

スルバクタム/

3g(スルバクタム:

点滴静注

アンピシリン

1g)¶133-136

 IDSA による治療ガイダンスでは 1 日投与量 18-27 g

6 時間毎

と記載されているが、添付文書上最大 12 g/日

ミノサイクリン

100mg¶

点滴静注

 特に中等症・重症・治療反応性の悪い例等では併用

12 時間毎

療法を考慮する
 初回のみ 200mg に増量して投与可能
 歯の色素沈着が起こりうるため、8 歳以下の小児への
投与は避ける
 血管痛が起こりやすいが、点滴時間を延ばすことで
対応可能な場合が多い。
 IDSA による治療ガイダンスでは 200mg 12 時間毎を
推奨しているが、添付文書上の最大投与量を超える。

チゲサイクリン

CRE の項参照





コリスチン

CRE の項参照





¶表内は海外用量を含むため、国内添付文書での適応症や用量に関しては補遺 p.26-27 参照

表 11. Acinetobacter 属に対する治療薬の推奨例(詳細は本文並びに補遺 p.26-27 参照)
推奨薬(各薬剤への

軽症

感受性を確認)
第一推奨薬

代替治療薬

中等症・重症

セフェピム、

メロペネム or セフェピム + ミノサイクリン or コリ

スルバクタム/アンピシリン、

スチン or チゲサイクリン【感受性のある 2 剤以上

ミノサイクリン

の薬剤を併用】

コリスチン、チゲサイクリン



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