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【参考資料6】抗微生物薬適正使用の手引き 第三版 補遺 (18 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_45318.html
出典情報 厚生科学審議会 感染症部会 薬剤耐性(AMR)に関する小委員会 抗微生物薬適正使用(AMS)等に関する作業部会(第6回 11/19)《厚生労働省》
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In vitro での活性
抗菌薬名

推奨投与量
(肝腎機能正常者)

CPE
Non- (IMP 型
CP-CRE

留意点

を想定)

チゲサイクリン

点滴静注初回 100-





投与後すぐに組織に分布するため安定した血中濃

200mg 単回投与

度が得にくく、また尿路移行性が乏しいため、血

後、1 回 50-100mg

流感染症と UTI では、
(少なくとも単剤では)治

12 時間毎¶76

療選択肢とならない 40。

添付文書上の用量:

CRE 感染症(特に肺炎)では、1 回 100mg

100mg 単回投与

12 時間毎の高用量投与が望ましい 78。

後、1 回 50mg を 12
時間毎点滴静注
30-60 分かけて 77
メロペネム

膀胱炎:点滴静注



×

メロペネム感受性であってもイミペネムとセフメ

1 回 1g 8 時間毎

タゾールの両剤耐性のために感染症法に基づいて

(1 回あたり 30 分

届け出られる CRE の多くが non-CP-CRE であ

かけて投与)

り、メロペネムへの感受性を維持している。イミ

その他の感染症:

ペネム非感受性でもメロペネム感受性の場合に

点滴静注 1 回 2g

は、メロペネムの長時間投与法(1 回あたり 3 時

8 時間毎 ¶65,79

間かけて投与)が治療選択肢となる 40。

(1 回あたり 3 時間

CPE 感染症では、メロペネム感受性であって

かけて投与する長時

も、少なくとも単剤治療は避ける。

間投与法を検討)
添付文書上は化膿性
髄膜炎の場合のみ上
記用量の適応あり


×

レレバクタム/

点滴静注 1 回 1.25g

non-CP-CRE 感染症では、レレバクタム/イミペ

イミペネム/

6 時間毎

ネム/シラスタチンの感受性が維持される場合が

シラスタチン

(1 回あたり 30 分

多い 80,81。ただし、臨床経験はまだ乏しいため、

かけて投与)

より臨床実績のある非 β-ラクタム系抗菌薬が選択
できる場合には選択すべきではない。
室温での安定性に限界があることから、長時間投
与法は確立していない。

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