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【参考資料6】抗微生物薬適正使用の手引き 第三版 補遺 (22 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_45318.html |
出典情報 | 厚生科学審議会 感染症部会 薬剤耐性(AMR)に関する小委員会 抗微生物薬適正使用(AMS)等に関する作業部会(第6回 11/19)《厚生労働省》 |
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(別冊参考箇所:p.23)
表 8. カルバペネム耐性緑膿菌感染症の治療例
表 6. カルバペネム耐性緑膿菌感染症の治療例(留意点を含む)40
抗菌薬分類
既存の
抗菌薬名
セフタジジム
推奨投与量
点滴静注 1 回 2g 8 時間毎 ¶95
留意点
既存の β-ラクタム系(すなわち、タ
重症例では 1 回あたり 3 時間かけて ゾバクタム/ピペラシリン、セフタ
β-ラクタム系
投与する長時間投与法を検討
ジジム、セフェピム、アズトレオナ
添付文書 1 日最大 4g まで
ム)やフルオロキノロン系抗菌薬に
社会保険診療報酬支払基金の診療情 感受性が確認された場合、カルバペ
報提供事例において『原則として、 ネム系よりも、より狭域なこれらの
「セフタジジム水和物【注射薬】
」
薬剤を優先的に選択する。
を「発熱性好中球減少症」に対し
カルバペネム耐性の場合でも、既存
「1 回 2g を 8 時間毎、静脈内に投
の β-ラクタム系抗菌薬に感受性が確
与」した場合、当該使用事例を審査 認できれば、これらの薬剤の高用
セフェピム
上認める。
』と記載されている。
量・長時間投与法による治療が可能
点滴静注 1 回 1-2g 8 時間毎 注¶51
である。ただし、重症の場合や、感
重症例では 1 回あたり 3 時間かけて 染巣のコントロールが不良の場合に
は、新規 β-ラクタム系抗菌薬による
投与する長時間投与法を検討
添付文書 1 日最大 4g まで
ピペラシリン
点滴静注 1 回 4g 6 時間毎
重症例では 1 回あたり 4 時間かけて
投与する長時間投与を検討 96
添付文書 難治性又は重症感染症に
は 1 回 4g(力価)を 1 日 4 回
タゾバクタム/ピ 点滴静注 1 回 4.5 g 6 時間毎 ¶
ペラシリン
重症例では 1 回あたり 4 時間かけて
投与する長時間投与法を検討 95,96
添付文書では疾患ごとに推奨用量が
異なり、1 回 4.5g 6 時間毎の投与は
発熱性好中球減少症の場合の用法用
量であり、肺炎の場合は症状、病態
に応じて 1 回 4.5g 6 時間毎の投与
に増量できると記載されている。
アズトレオナム 点滴静注 1 回 2g 8 時間毎 ¶97,98
添付文書 1 日最大 4g まで
重症例では 1 回あたり 3 時間かけて
投与する長時間投与法を検討 82,99
22
治療も考慮される。
アズトレオナムの添付文書上の最大
投与量は 4g/日であるが、緑膿菌感
染症の治療に関する臨床研究におい
て、この投与量での検討は皆無であ
る。
表 8. カルバペネム耐性緑膿菌感染症の治療例
表 6. カルバペネム耐性緑膿菌感染症の治療例(留意点を含む)40
抗菌薬分類
既存の
抗菌薬名
セフタジジム
推奨投与量
点滴静注 1 回 2g 8 時間毎 ¶95
留意点
既存の β-ラクタム系(すなわち、タ
重症例では 1 回あたり 3 時間かけて ゾバクタム/ピペラシリン、セフタ
β-ラクタム系
投与する長時間投与法を検討
ジジム、セフェピム、アズトレオナ
添付文書 1 日最大 4g まで
ム)やフルオロキノロン系抗菌薬に
社会保険診療報酬支払基金の診療情 感受性が確認された場合、カルバペ
報提供事例において『原則として、 ネム系よりも、より狭域なこれらの
「セフタジジム水和物【注射薬】
」
薬剤を優先的に選択する。
を「発熱性好中球減少症」に対し
カルバペネム耐性の場合でも、既存
「1 回 2g を 8 時間毎、静脈内に投
の β-ラクタム系抗菌薬に感受性が確
与」した場合、当該使用事例を審査 認できれば、これらの薬剤の高用
セフェピム
上認める。
』と記載されている。
量・長時間投与法による治療が可能
点滴静注 1 回 1-2g 8 時間毎 注¶51
である。ただし、重症の場合や、感
重症例では 1 回あたり 3 時間かけて 染巣のコントロールが不良の場合に
は、新規 β-ラクタム系抗菌薬による
投与する長時間投与法を検討
添付文書 1 日最大 4g まで
ピペラシリン
点滴静注 1 回 4g 6 時間毎
重症例では 1 回あたり 4 時間かけて
投与する長時間投与を検討 96
添付文書 難治性又は重症感染症に
は 1 回 4g(力価)を 1 日 4 回
タゾバクタム/ピ 点滴静注 1 回 4.5 g 6 時間毎 ¶
ペラシリン
重症例では 1 回あたり 4 時間かけて
投与する長時間投与法を検討 95,96
添付文書では疾患ごとに推奨用量が
異なり、1 回 4.5g 6 時間毎の投与は
発熱性好中球減少症の場合の用法用
量であり、肺炎の場合は症状、病態
に応じて 1 回 4.5g 6 時間毎の投与
に増量できると記載されている。
アズトレオナム 点滴静注 1 回 2g 8 時間毎 ¶97,98
添付文書 1 日最大 4g まで
重症例では 1 回あたり 3 時間かけて
投与する長時間投与法を検討 82,99
22
治療も考慮される。
アズトレオナムの添付文書上の最大
投与量は 4g/日であるが、緑膿菌感
染症の治療に関する臨床研究におい
て、この投与量での検討は皆無であ
る。