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【参考資料6】抗微生物薬適正使用の手引き 第三版 補遺 (23 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_45318.html
出典情報 厚生科学審議会 感染症部会 薬剤耐性(AMR)に関する小委員会 抗微生物薬適正使用(AMS)等に関する作業部会(第6回 11/19)《厚生労働省》
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抗菌薬分類

抗菌薬名

推奨投与量

留意点

フルオロキノロン レボフロ

AmpC 産生腸内細菌目細菌の項を

シプロフロキサシンがレボフロキサ



キサシン

参照

シンよりも耐性化しにくいこと 100、

シプロフロ

膀胱炎:1 回 400mg 12 時間毎

またグラム陽性球菌への活性を考慮

キサシン

点滴静注

するとシプロフロキサシンの方がよ

1 時間かけて投与

あるいは、1 回 500mg 12 時間毎

り狭域であることから、緑膿菌単一

経口投与¶55

による感染症において、レボフロキ

その他の感染症:1 回 400mg 8 時間 サシンをシプロフロキサシンに優先
して選択すべきではない。
毎 点滴静注 1 時間かけて投与
あるいは、1 回 500-750mg 12 時間

シプロフロキサシンの添付文書上の



最大投与量は点滴静注でも経口でも

経口投与¶55

600-800mg/日であるが、緑膿菌感

国内添付文書
1 回 400mg 12 時間毎

点滴静注

1 時間かけて投与

染症の治療に関する臨床研究におい
て、この投与量での検討は極めて限

患者の状態に応じて 8 時間毎に増量 られている。

成人の場合、シプロフロキサシン注
射薬の添付文書上の適応症は敗血
症、外傷・熱傷及び手術創等の二次
感染、肺炎、腹膜炎、胆嚢炎、胆管
炎、炭疽に限られているが、社会保
険診療報酬支払基金の診療情報提供
事例において、
『シプロフロキサシ
ン【注射薬】
』を「膿胸・肺膿瘍・
肺化膿症・慢性呼吸器疾患の二次感
染」

「好中球減少時の不明熱」、
「子
宮内感染症」に対して処方した場
合、当該使用事例を審査上認め
る。
』としている。シプロフロキサ
シン錠の添付文書上の用法用量は、
1 回 100-200mg 8-12 時間毎 経口
投与(適宜増減)である。
新規 β-ラクタム

タゾバクタム/

膀胱炎:

PK/PD 理論上、特に気道感染症で



セフトロザン

点滴静注 1 回 1.5g 8 時間毎(1 回あ は高用量投与が推奨される 101。
たり 1 時間かけて投与)
その他の感染症:
点滴静注 1 回 1.5-3g 8 時間毎(1 回
あたり 1 時間かけて投与)

レレバクタム/

点滴静注 1 回 1.25g 6 時間毎

室温での安定性に限界があることか

イミペネム/

(1 回あたり 30 分かけて投与)

ら、長時間投与法は確立していな

シラスタチン

い。

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