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【参考資料6】抗微生物薬適正使用の手引き 第三版 補遺 (3 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_45318.html
出典情報 厚生科学審議会 感染症部会 薬剤耐性(AMR)に関する小委員会 抗微生物薬適正使用(AMS)等に関する作業部会(第6回 11/19)《厚生労働省》
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感染症
蜂窩織炎

標準的な

短期治療期間

治療期間
10 日間

5-6 日間

留意点

文献

壊死性筋膜炎や皮下膿瘍は一般的に外

11,12

科的介入が必要
重症例の RCT では 6 日治療群で 12 日
治療群と比較し 90 日後の再燃が有意に
多かったと報告
非複雑性 CRBSI

CNS:5-7 日間



いずれも 72 時間以内の解熱と血液培養

腸球菌、

の陰性化、カテーテルの抜去及び感染

グラム陰性菌:

性心内膜炎及び化膿性血栓性静脈炎が

7-14 日間

ないことが前提

黄色ブドウ球

黄色ブドウ球菌については 4 週間の治

菌、カンジダ:

療が基本だが、上記の前提に加えて糖

血液培養陰性化

尿病や免疫不全がないこと、血管内人

から

工物がなく、播種性病変を疑う所見が

最低 14 日間

ない、のすべてを満たす場合に血液培

13,14

養陰性化から 14 日間に短縮できる可能
性がある
急性胆嚢炎

7-14 日間

軽症〜中等症:

ただし、腸球菌や連鎖球菌等グラム陽

胆嚢摘出後 24 時間

性菌の菌血症を合併している場合には

重症:

14 日間以上の治療が推奨

胆嚢摘出後 4-7 日間

軽症の場合も術中に胆嚢壊死や気腫性

15

変化があれば 4-7 日間治療を推奨
急性化膿性胆管炎

4-7 日間

3-5 日間

観察研究・小規模な RCT で短期治療

15-17

(3-5 日間)で長期治療に劣らない可能
性が示唆され、現在 RCT が進行中
消化管穿孔による

10-15 日間

4-8 日間

手術等によりソースコントロールが良

腹膜炎

18,19

好にできている場合に短期治療が考慮
される
ソースコントロールが不十分な場合に
はより重症度、治療による血行動態や
症状所見の変化、画像評価の結果等か
ら総合治療期間を決定する
免疫不全のある症例や重症例、血液培
養陽性の場合に短期治療が適用できる
かのデータは不十分

ドレナージが

10-15 日間

4-8 日間

手術等によりソースコントロールが良

十分になされた

好にできている場合

術後腹腔内感染症

免疫不全のある症例や重症例、血液培
養陽性の場合に短期治療が適用できる
かのデータは不十分

3

18,19