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【参考資料6】抗微生物薬適正使用の手引き 第三版 補遺 (30 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_45318.html
出典情報 厚生科学審議会 感染症部会 薬剤耐性(AMR)に関する小委員会 抗微生物薬適正使用(AMS)等に関する作業部会(第6回 11/19)《厚生労働省》
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薬剤

投与量

留意点

劇症例
バンコマイシン +

経口投与 1 回 500mg、

米国のガイドラインではイレウス時は経直腸的にバンコ

メトロニダゾール

6 時間毎

マイシンの投与も記載されているが、ESCMID によるガ

+点滴静注 1 回 500mg、

イドラインでは静注のメトロニダゾールを追加すること

8 時間毎(20 分以上かけて点 をむしろ推奨されていないので選択肢としては議論があ

フィダキソマイシン

滴静注)
、10-14 日間

るレジメンである。

経口投与 1 回 200mg、

ESCMID によるガイドラインに記載

12 時間毎、10 日間

<抗菌薬の終了が困難な時の CDI の治療について>
データが少ないが、以下のような例が提唱されている 161。
CDI 治療薬ではない抗菌薬の数や期間について確認し、リスクの低い抗菌薬に変更する。
可能であれば PPI(proton pump inhibitor:プロトンポンプ阻害薬)を中止する。
メトロニダゾールで治療しない(治療失敗や 30 日死亡率の増加が報告されている)
CDI のリスクの高い薬剤としてはフルオロキノロン系抗菌薬、クリンダマイシン、広域スペク
トルペニシリン系抗菌薬及び第 2 世代以上のセファロスポリン系抗菌薬、カルバペネム系抗菌薬
等が報告されている 162。

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