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議題2 別紙2先進医療Bに係る新規技術の科学的評価等について (3 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_48654.html
出典情報 先進医療会議(第139回 1/9)《厚生労働省》
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令和6年 12 月 17 日
「着床前胚異数性検査(整理番号B142)」の有効性・安全性にかかる評価について
先進医療技術審査部会
座長

竹内



徳島大学病院から申請のあった新規技術について、先進医療技術審査部会で安全
性・有効性について検討を行い、その結果を以下の通りとりまとめたので報告いたし
ます。
1.申請医療機関からの申請に基づく先進医療の概要
先進医療の名称:着床前胚異数性検査
適応症:胚移植を受ける不妊症患者
(これまで反復して着床・妊娠に至らないもの、過去の妊娠で臨床的流産を2回以上反復
しているもの、又は流産率のリスクを高める可能性のある染色体構造異常を有するもの
に限る)
内容:
(概要・先進性)
近年、体外受精で胚移植可能となるまで十分に発育した胚を移植しても、妊娠しない、
または流産する症例が多く、特に年齢が高くなるとその傾向が顕著であることが課題と
されている。移植可能な状態まで発育した胚の半数以上に染色体の数的異常が認められ、
結果的に子宮に戻しても着床しない、または着床しても流産に至ることが明らかとなっ
てきた。晩婚、晩産化が顕著な我が国では、繰り返し体外受精-胚移植(ART)を行うこ
との身体的、精神的、経済的、社会的負担が無視できない状況となっている。加えて、
妊娠しても流産となった場合には流産手術を要し、さらに身体的、精神的、経済的負担
を負うこととなる。一方、移植する前に胚の異数性を含む着床能、発育能を判定するこ
とができれば、これらの負担を回避できるとの考えに基づいて導入されたのが、着床前
胚異数性検査(PGT-A)である。PGT-A によって胚染色体数を移植前に評価し、着床、
発育がより期待できる胚を移植することで、ART の成功率を高め流産を回避できる可能
性があると考えられている。
本研究では、PGT-A の検査で移植可能胚と判定された胚における「妊娠 12 週までの
妊娠継続率」と日本産婦人科学会 ART データで集積された採卵後の初回凍結胚移植の妊
娠率を比較する
○主要評価項目:胚移植実施集団における妊娠 12 週 0 日から妊娠 13 週 6 日時の継
続妊娠率
○副次評価項目:
1)胚移植実施集団における妊娠 12 週 0 日から妊娠 13 週 6 日時の流産率

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