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議題2 別紙2先進医療Bに係る新規技術の科学的評価等について (6 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_48654.html
出典情報 先進医療会議(第139回 1/9)《厚生労働省》
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第166回先進医療技術審査部会
令和6年10月10日

先進医療 B
評価委員

主担当: 竹内
副担当: 掛江

資料1-2

実施計画等評価表(番号 B142)
副担当: 上村

技術専門委員: 久慈

先進医療の名称

着床前胚異数性検査

申請医療機関

徳島大学病院

医療技術の概要

近年、体外受精で胚移植可能となるまで十分に発育した胚を
移植しても、妊娠しない、または流産する症例が多く、特に年
齢が高くなるとその傾向が顕著であることが課題とされてい
る。移植可能な状態まで発育した胚の半数以上に染色体の数的
異常が認められ、結果的に子宮に戻しても着床しない、または
着床しても流産に至ることが明らかとなってきた。晩婚、晩産
化が顕著な我が国では、繰り返し体外受精-胚移植(ART)を行
うことの身体的、精神的、経済的、社会的負担が無視できない
状況となっている。加えて、妊娠しても流産となった場合には
流産手術を要し、さらに身体的、精神的、経済的負担を負うこ
ととなる。一方、移植する前に胚の異数性を含む着床能、発育
能を判定することができれば、これらの負担を回避できるとの
考えに基づいて導入されたのが、着床前胚異数性検査(PGT-A)
である。PGT-A によって胚染色体数を移植前に評価し、着床、
発育がより期待できる胚を移植することで、ART の成功率を高
め流産を回避できる可能性があると考えられている。
本研究では、PGT-A の検査で移植可能胚と判定された胚にお
ける「妊娠 12 週までの妊娠継続率」と日本産婦人科学会 ART デ
ータで集積された採卵後の初回凍結胚移植の妊娠率を比較する
○主要評価項目:
胚移植実施集団における妊娠 12 週 0 日から妊娠 13 週 6 日時
の継続妊娠率
○副次評価項目:
1)胚移植実施集団における妊娠 12 週 0 日から妊娠 13 週 6 日
時の流産率
2)胚移植実施集団における着床率(生化学的妊娠を含む)
3)胚移植実施集団における着床(生化学的流産を含む)あたり
の臨床妊娠率
4)胚移植実施集団における着床(生化学的流産を含む)あたり
の Pregnancy loss 率
○予定試験期間:先進医療告示日~2028 年3月 31 日
○目標症例数:383 例

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