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○診療報酬改定結果検証部会からの報告について-3参考 (31 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00098.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第483回  7/14)《厚生労働省》
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令和2年度診療報酬改定 Ⅱ-7-3 地域移行・地域生活支援の充実を含む質の高い精神医療の評価 -⑮

ギャンブル依存症に対する治療の評価
 ギャンブル依存症に対する有効な治療法が確立されたことを踏まえ、ギャンブル依存症の集団治療プログ
ラムについて新たな評価を行う。
(新)

依存症集団療法

2 ギャンブル依存症の場合

300点(1回につき)

[算定要件]
(1) ギャンブル依存症の患者に対して、集団療法を実施した場合に、治療開始日から3月を限度として、2週間に1回に限り算定する。
(2) 次のア~ウの全てを満たすこと。
ア ギャンブル(ギャンブル等依存症対策基本法第2条に規定するギャンブル等をいう。)に対する依存の状態にあるものについて、精神科医又
は精神科医の指示を受けた看護師、作業療法士、精神保健福祉士若しくは公認心理師で構成される2人以上の者が、認知行動療法の手法
を用いて、ギャンブルの実施を患者自らコントロールする手法等の習得を図るための指導を行うこと。
イ 1回に10人に限り、60分以上実施すること。
ウ 平成28~30年度日本医療研究開発機構障害者対策総合研究開発事業において、研究班が作成した、「ギャンブル障害の標準的治療プログ
ラム」に沿って行うこと。

[施設基準]
(1) 依存症専門医療機関であること。
(2) 当該保険医療機関に、専任の精神科医及び専任の看護師又は専任の作業療法士がそれぞれ1名以上勤務していること。
標準的治療プログラムのトピック
第1回 あなたにとってのギャンブルとは?

60

第2回 ギャンブルの「引き金」について
第3回 引き金への対処とギャンブルへの渇望
第4回 生活の再建・代替行動
(ギャンブルの代わりになる行動)
第5回 考え方のクセ
第6回 まとめ

健常者群と比べて、ギャンブル依存症群特有でみられる
脳の異常部位

治療プログラムの効果
(断ギャンブルの継続率)

56.4

**

**

46.8

42.6

**

40
20

4.4

4.4

1カ月後

3カ月後

2.2

0
(%)

介入群

対照群

6カ月後
**

P value<0.01

31