【参考資料2】【日版R4.1.17一部改正】薬剤耐性ワンヘルス動向調査年次報告書2020 (106 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_23261.html |
出典情報 | 国際的に脅威となる感染症対策関係閣僚会議 薬剤耐性ワンヘルス動向調査検討会(第9回 1/17)《厚生労働省》 |
ページ画像
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
ヒト由来大腸菌と家畜由来大腸菌の第3世代セファロスポリン耐性率の比較
ヒト由来株と肉用鶏由来株の第3世代セファロスポリン耐性率は 2011 年まで共に増加傾向にあったが、
2012 年以降肉用鶏では激減した。これは、一部の孵卵場で行われていた第3世代セファロスポリンの適応外
使用が、関係団体に JVARM の成績を示した上で取りやめるよう指導を行ったことにより中止されたことが要
因と考えられる 6。 一方、ヒトでは、その後も増加傾向が続き、ヒトと肉用鶏では異なる傾向が認められてい
る。
図8
ヒト由来大腸菌と家畜由来大腸菌のフルオロキノロン耐性率の比較
ヒト由来株では 2003 年から一貫してフルオロキノロン耐性率の増加傾向が認められる一方、家畜由来株の
フルオロキノロン耐性率は豚由来株及び肉用牛由来株では 5%未満、肉用鶏由来株では 13%未満で推移し、
ヒトと家畜では異なる傾向が認められた。
105
関連画像
ページ内で利用されている画像ファイルです。