【参考資料2】【日版R4.1.17一部改正】薬剤耐性ワンヘルス動向調査年次報告書2020 (31 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_23261.html |
出典情報 | 国際的に脅威となる感染症対策関係閣僚会議 薬剤耐性ワンヘルス動向調査検討会(第9回 1/17)《厚生労働省》 |
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(2015-2019) (%)
Infantis
ABPC
Schwarzengrund
Manhattan
ヒト(n=168)
食品(n=168)
ヒト(n=82)
食品(n=246)
ヒト(n=41)
食品(n=57)
2.4
10.7
3.7
6.5
2.4
10.5
0.0
GM
0.0
0.6
0.0
0.0
0.0
KM
14.3
38.1
61.0
85.0
0.0
0.0
SM
31.0
75.6
70.7
80.5
87.8
93.0
TC
36.3
80.4
69.5
85.4
82.9
77.2
ST
10.1
22.0
26.8
37.4
0.0
1.8
CP
1.8
1.8
1.2
9.8
0.0
0.0
CTX
1.2
6.5
2.4
0.4
0.0
10.5
CAZ
0.0
5.4
2.4
0.4
0.0
10.5
CFX
0.6
7.7
0.0
0.4
0.0
0.0
FOM
0.6
0.0
0.0
0.4
0.0
0.0
NA
6.5
6.0
14.6
21.1
9.8
12.3
CPFX
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
NFLX
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
AMK
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
IPM
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
MEPM
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
ⅲ. Neisseria gonorrhoeae
データ元:国立感染症研究所
2015 年~2019 年に分離された淋菌(それぞれ 618 株、675 株、982 株、1167 株、1023 株)の薬剤
感受性試験(EUCAST の判定基準に基づく;表 30 参照)の結果、セフトリアキソン(CTRX) 耐性率は
6.2%、4.3%、4.3%、3.5%、5.4%であった。CLSI の基準でも耐性を判定される MIC 0.5μg/ml 以上の
株についても 0.6%、0.4%、0.5%、0.3%、0.4%存在した。スペクチノマイシン(SPCM) 耐性株は存在
しなかった。一方で、アジスロマイシン(AZM) 耐性率は 2015 年では 13.0%であったものが、2016 年
以降 33%~43.9%と増加した。
CLSI では耐性基準が設定されていないが、23S rRNA 遺伝子変異株のアジスロマイシン(AZM) MIC
の分布から2μg/ml 以上を示す株を非野生型と称している。参考値ながらも耐性率を調べたところ
(参考資料(8)参照)、2015~2019 年ではそれぞれ 3.2%、4.0%、4.0%、6.3%、7.5%の株が2μ
g/ml 以上を示し、増加傾向を示した。また、国内の臨床評価からはアジスロマイシン(AZM) MIC1
μg/ml 以上を示す株は耐性とすることが妥当と考えられることから、その基準(R:≧1μg/ml)を
採用した場合の耐性率は、2015~2018 年ではそれぞれ、11.0%、9.3%、11.2%、15.9%、14.9%が耐
性と評価された。他の 3 剤に関しては、CFIX 耐性株が約 30~40%、CPFX 耐性株が約 60~80%を占
めていた。ペニシリン(PCG)に対しては 80%以上が治療効果を望めない株であった。
30