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【参考資料2】【日版R4.1.17一部改正】薬剤耐性ワンヘルス動向調査年次報告書2020 (77 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_23261.html
出典情報 国際的に脅威となる感染症対策関係閣僚会議 薬剤耐性ワンヘルス動向調査検討会(第9回  1/17)《厚生労働省》
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③ 愛玩動物
動物用抗菌剤のうち、愛玩動物(犬及び猫)向けの推定販売量(原末換算)を表に示した。2013
年から 2018 年における推定販売量は 7.79 から 9.67t であり、動物用抗菌剤全体の販売量の 0.9 から
1.2%を占めていた。なお、愛玩動物における人用抗菌剤の使用量については、従来の JVARM では調
査しておらず、2015 年までの表の数値には含まれていない。そのため、農林水産省では、(一社)
全国動物薬品器材協会及び(一社)日本医薬品卸売業連合会の全面的な協力の下、2016 年に販売さ
れた量から人用抗菌剤の使用実態の調査を開始し、調査の結果、動物用抗菌剤とほぼ同程度の量の人
用抗菌剤が愛玩動物向けに販売されていることが明らかとなった。人用も含めて最も多く販売されて
いたのは第 1 世代セファロスポリン系とペニシリン系薬剤であった。
表 79 愛玩動物(犬及び猫)向けの推定販売量(原末換算)(t)
2013 年

2014 年

2015 年

動物用

動物用

動物用

2016 年
動物用

人用

2017 年

2018 年

動物用

動物用

Penicillins

2.36

2.13

2.08

1.57

1.93

1.68

1.66

Cephalosporins (total)

2.45

2.44

2.67

3.12

3.23

3.21

3.16

1st generation cephalosporins

(2.26)

(2.23)

(2.46)

(2.89)

(2.99)

(2.93)

2nd generation cephalosporins

(0.00)

(0.00)

(0.00)

(0.00)

(0.00)

(0.00)

3rd generation cephalosporins

(0.20)

(0.20)

(0.21)

(0.23)

(0.11)

(0.22)

(0.22)

Aminoglycosides

2.07

1.97

1.40

0.41

0.02

0.39

0.91

Macrolides

0.00

0.00

0.00

0.00

0.17

0.00

0.02

Lincosamides

0.09

0.09

0.11

0.13

0.10

0.13

0.14

Tetracyclines

0.00

0.00

0.00

0.00

0.28

0.00

1.27

Peptides

0.01

0.01

0.01

0.01

0.00

0.01

0.01

Other antibioitics**

0.00

0.00

0.00

0.00

0.22

0.00

0.00

Sulfonamides

0.60

0.55

0.56

0.53

0.19

0.57

0.53

Quinolones

0.00

0.00

0.00

0.00

0.00

0.00

0.00

Fluoroquinolones

0.90

0.90

0.94

0.89

0.11

0.90

0.84

Amphenicols

0.00

0.00

0.00

0.00

0.12

0.01

0.01

Furan and derivatives

0.00

0.00

0.00

0.00

0.00

0.00

0.00

Other synthetic antibacterials***

0.02

0.01

0.01

0.01

0.08

0.01

0.01

Antifungal antibiotics

1.18

1.03

1.08

1.12

0.00

1.07

1.06

合計

9.67

9.13

8.86

7.79

6.48

7.97

9.62

(3.12)

*( )内は、内数。**ホスホマイシン系及びリファマイシン系を含む
***トリメトプリム、ペネム系、カルバペネム系、イソニアジド系及びエタンブトール系を含む

(3)抗菌性飼料添加物
データ元:独立行政法人農林水産消費安全技術センター(FAMIC)及び一般社団法人日本科学飼料協会
独立行政法人農林水産消費安全技術センター及び一般社団法人日本科学飼料協会の調査による抗菌
性飼料添加物の流通量を表に示した。2013 年から 2018 年における流通量は 235.1 から 216.7t と緩や
かな減少傾向にあったが、抗菌剤の系統ごとの流通量を比較すると大半をしめるポリエーテル系(ヒ
トでは使用されていない)が増加傾向にあった。なお、ポリペプチド系のコリスチンは 2018 年 7 月
に、マクロライド系のタイロシンは 2019 年 5 月に、テトラサイクリン系2物質は 2019 年 12 月にそ
れぞれ飼料添加物としての指定を取消したことから、これらについて取消以降は流通がなくなる。

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