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【参考資料2】【日版R4.1.17一部改正】薬剤耐性ワンヘルス動向調査年次報告書2020 (73 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_23261.html
出典情報 国際的に脅威となる感染症対策関係閣僚会議 薬剤耐性ワンヘルス動向調査検討会(第9回  1/17)《厚生労働省》
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表 74 医療機関における注射用抗菌薬使用量(AUD,DOT)
2019 年
AUD (IQR)

DOT (IQR)

(DDDs/100 patient-days)

(DOTs/100 patient-days)

ペニシリン系

3.90 (2.71-5.10)

5.94 (4.15-7.82)

第 1 世代セファロスポリン系

1.71 (0.83-2.86)

2.23 (1.21-3.94)

第 2 世代セファロスポリン系

0.18 (0.09-0.41)

0.37 (0.19-0.83)

第 3 世代セファロスポリン系

3.33 (2.18-4.74)

4.58 (3.05-6.30)

第 4 世代セファロスポリン系

0.34 (0.14-0.70)

0.53 (0.25-1.01)

オキサセフェム系

0.30 (0.11-0.70)

0.31 (0.12-0.76)

セファマイシン系

0.89 (0.52-1.41)

1.70 (0.99-2.62)

セフトロザン/タゾバクタム

0.06 (0.03-0.10)

0.07 (0.03-0.11)

カルバペネム系

1.23 (0.63-1.79)

2.05 (1.15-3.00)

モノバクタム系

0.04 (0.02-0.09)

0.07 (0.03-0.11)

グリコペプチド系

0.56 (0.27-0.94)

0.81 (0.46-1.32)

オキサゾリジノン系

0.11 (0.07-0.16)

0.11 (0.07-0.17)

アルベカシン

0.07 (0.04-0.13)

0.07 (0.04-0.12)

ダプトマイシン

0.25 (0.14-0.38)

0.17 (0.11-0.28)

キノロン系

0.39 (0.21-0.61)

0.41 (0.23-0.64)

アミノグリコシド系

0.10 (0.06-0.18)

0.23 (0.14-0.45)

テトラサイクリン系

0.14 (0.09-0.26)

0.17 (0.10-0.29)

リンコマイシン系

0.22 (0.13-0.39)

0.32 (0.19-0.55)

マクロライド系

0.07 (0.04-0.10)

0.07 (0.04-0.10)

スルファメトキサゾール/トリメトプリム

0.07 (0.03-0.11)

0.06 (0.03-0.09)

メトロニダゾール

0.10 (0.07-0.17)

0.11 (0.07-0.18)

AUD: Antimicrobial Use Density, DOT: Days of Therapy

(2)動物用医薬品
データ元:動物由来薬剤耐性菌モニタリング

(JVARM)

動物用医薬品等取締規則に基づき報告された抗生物質及び合成抗菌剤の販売量をもとに、動物用抗
菌剤の原末換算量(トン:t)を集計した。2013 年から 2018 年における動物用抗菌剤の販売量は
749.47 から 872.09t であった。2018 年は 2017 年より全体の販売量は約 48t 減少し、これはテトラ
サイクリン系(約 36t)、サルファ剤(約 10t)、アミノグリコシド系(約 9t)及びペプチド系
(約 8t)が影響しており、それぞれの薬剤の中でも豚の減少の影響が大きい。逆に系統別で増加し
たのはマクロライド系(約 14t)とペニシリン系(約 6t)であり、マクロライド系の増加は主に水産
動物(海水魚)のエリスロマイシンによるものであった。調査期間を通じて最も販売量が多い系統は
テトラサイクリン系であり、全体の 37.7 から 43.6%を占めていた。
一方で、ヒトの医療で重要な第3世代セファロスポリン系及びフルオロキノロン系の販売量につい
ては、それぞれ全体の 1%未満であった。

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