【参考資料2】【日版R4.1.17一部改正】薬剤耐性ワンヘルス動向調査年次報告書2020 (37 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_23261.html |
出典情報 | 国際的に脅威となる感染症対策関係閣僚会議 薬剤耐性ワンヘルス動向調査検討会(第9回 1/17)《厚生労働省》 |
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2011
E. coli (95% CI)
FQREC (95% CI)
2013
2014
2015
2016
2017
17,412
16,951
16,789
16,517
16,443
16,565
17,157
(13,388-
(13,058-
(12,962-
(12,773-
(12,777-
(12,883-
(13,347-
22,119)
21,491)
21,233)
20,856)
20,660)
20,796)
21,533)
5924
5365
4755
4380
4357
4298
4224
(3837-8513)
(3478-7702)
(3092-6802)
(2853-6256)
(2852-6190)
(2817-6100)
(2769-5994)
S. aureus (95% CI)
MRSA (95% CI)
2012
9044
(7101-11,335)
9650
10,896
11,621
12,587
13,356
14,016
(7585-
(8594-
(9178-
(9991-
(10,612-
(11,14017,344)
12,080)
13,589)
14,471)
15,595)
16,532)
2045
2317
2753
3012
3377
3678
3915
(1869-2220)
(2120-2513)
(2532-2970)
(277-3243)
(3126-3619)
(3408-3937)
(3629-4189)
MRSA; methicillin resistant S. aureus, FQREC; fluoroquinolone resistant E. Coli, CI; confidence interval.
⑨ 高齢者施設における感染症および抗菌薬使用に関する調査
データ元: AMRCRC
AMRCRC では、厚生労働科学研究費補助金を用いて、高齢者施設における医療関連感染症および
抗菌薬使用に関する調査を行っている 9。
ⅰ介護老人保健施設(老健)
全国介護老人保健施設協会加盟より無作為に 1,500 施設を抽出し、PPS を行った。回収は 134 施設
(回収率 8.9%)であった。在宅強化型(32.5%)、基本型(60.3%)が多くを占めていた。
施設に配置してある内服用抗菌薬の中央値は 4、注射用抗菌薬の中央値は2であった。内服用抗菌
薬は、キノロン系および第3世代セファロスポリン、注射用抗菌薬は、第3世代セファロスポリンお
よびペニシリン系が主であった。
調査日の施設における入所者総数は 10,148 人だった。うち、172 人(1.7%)が抗菌薬を使用して
いた。年齢中央値は 86.0 歳(IQR:81-91)、男性中央値は 84.0 歳(IQR:75-89)、女性中央値は
87.0 歳(IQR:83-92)であった。使用している医療デバイスの上位 3 つは「末梢点滴ルート」・「自
己導尿あるいは膀胱留置カテーテル」が各 33 人(19.4%)、「胃ろう造設」が 23 人(13.5%)であ
った。「医療デバイスを使用していない」は 86 人(50.6%)であった。感染巣の上位は、「尿路感染
症」73 人(47.7%)、「肺炎」31 人(20.3%)、「上気道炎」15 人(9.8%)であった。尿路感染症
および肺炎で主に使用される抗菌薬は、フルオロキノロン系および第3世代セファロスポリンであっ
た。老健施設の感染症および抗菌薬使用状況を継続的に把握し、今後抗菌薬適正使用を推進していく
必要がある。
表 37 施設類型
在宅強化型
超強化型
基本型
その他型
在宅復帰・在宅療
在宅復帰・在宅療
養支援機能加算Ⅱ
33(26.2%)
介護
療養型
加算型
養支援機能加算Ⅰ
8(6.3%)
40(31.7%)
36
36(28.6%)
5(4.0%)
4(3.2%)