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資料1-3 リオシグアト及びHIVプロテアーゼ阻害剤の電子化された添付文書一覧 (12 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_27607.html |
出典情報 | 薬事・食品衛生審議会 薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(令和4年度第10回) |
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mL、AUC 0-12は77.5μg・hr/mL、投与直前のトラフ濃度は3.5
薬効分類 併用禁忌
μg/mLであった(外国人データ)
。
16.2 吸収
三環系抗うつ
薬
16.2.1 食事が経口投与に及ぼす影響
食事はわずかに本剤のバイオアベイラビリティーを低下させる。
−
平均的な食事(857kcal、カロリーの31%が脂肪由来)や高脂肪
食(907kcal、カロリーの52%が脂肪由来)の摂取後にリトナビ
ルの錠剤100mg単回投与したところ、空腹時投与と比較してリト
抗うつ薬
ナビルのAUCとCmaxは平均20~23%低下した(外国人データ)
。
16.2.2 錠剤とカプセル剤の比較
リトナビルの錠剤とカプセル剤をそれぞれ100mg食後単回投与し
止瀉薬
比較したところ、AUC0-∞は同等であったが、Cmaxは錠剤が26%
−
予測される影響の程度
AUC著明
AUC中等度
AUC中等度増加
増加(>3倍) 増加(1.5~3倍) あるいは減少
アミトリプチリン
クロミプラミン
イミプラミン
−
マプロチリン
−
ノルトリプチリン
トリミプラミン
デシプラミン
ネファゾドン フルオキセチン
−
セルトラリン パロキセチン
ベンラファキシン
−
−
−
−
制吐薬
(92.8%CI:15~39%)上昇した(外国人データ)
。
16.3 分布
本剤は、0.01~30.0μg/mLの濃度範囲でヒト血漿蛋白質と99%
以上結合した。本剤2μg/mLにおけるヒト血液中の血球移行率は
オンダンセトロ
ン
ドロナビノール
16.4 代謝
ヒト肝ミクロソームを用いた試験で、本剤は58.7~60.4%が代謝
され、主に3種類の酸化型代謝物を生成することが示された。ま
た、本剤の代謝には主にCYP3A及びCYP2D6が関与することが
示された(in vitro )1)。
健康被験者に14C標識リトナビルのカプセル剤を単回経口投与し、
尿、糞中の代謝物を検索した結果、未変化体及び主に4種類の酸
化型代謝物が確認された。
[9.8、10.、16.7.1参照]
抗結核薬
リファブチン
抗原虫薬
駆虫薬
16.5 排泄
健康被験者に14C標識リトナビルのカプセル剤600mgを単回経口
投与した場合、投与後148時間までに、投与した放射能の86.4%
−
−
−
−
−
約33.8%が糞中へ、約3.5%が尿中へ排泄された(外国人データ)
。
16.7.1 in vitro 試験
消化性潰瘍用薬
本剤はCYP3Aと特に強い親和性を示し1)、CYP3Aで酸化される
本剤はグルクロン酸抱合を促進し、CYP1A2、CYP2C9、
CYP2C19を誘導することがわかっている。併用薬剤の血中濃度
を低下させ、薬効が減弱する場合には併用薬剤の用量調節が必要
16.7.2 併用薬剤の血中濃度に及ぼす影響(予測)
本剤と併用する可能性の高い薬剤について、それら薬剤の血中濃
度(AUC)への影響を以下に示す。
リトナビルが併用薬剤の血中濃度に及ぼす影響(予測)
抗不整脈用薬
予測される影響の程度
AUC著明
AUC中等度
AUC中等度増加 不明
増加(>3倍) 増加(1.5~3倍) あるいは減少
フェンタニル オキシコドン
レボメタジ
アルフェンタ トラマドール
ル
ニル
ハイドロコドン
(LAAM)
−
プロポキシフェ
ン
−
アミオダロン リドカイン
フレカイニド
プロパフェ
ノン
キニジン
エンカイニド
気管支拡張薬
−
−
マクロライド
エリスロマイ
−
系抗生物質
シン
抗てんかん薬
カルバマゼピ
ン
−
−
ジソピラミド
メキシレチン
AUC減少の
可能性
コデイン
モルヒネ
ハイドロモ
ルフォン
メペリジン
メサドン
ジクロフェナク ナブメトン ケトプロフェ
フルルビプロフェ スリンダク ン
ン
ナプロキセン
イブプロフェン
ケトロラク
インドメタシン
トカイニド
−
−
クラリスロマイ
シン
クロナゼパム
エトスクシミド
−
−
−
テオフィリン
−
−
−
−
−
−
−
ロサルタン
−
ドキセピン
−
フルボキサ ブ プ ロ ピ オ
ミン
ン
ジフェノキ
シレート
プロクロル メ ト ク ロ プ
ペラジン ラミド
プロメタジ
ン
−
−
−
−
−
ドキサゾシ
ン
−
プラゾシン
テラゾシン
エチオナミ
−
ド
アルベンダ ア ト バ ク オ
ゾール
ン
メトロニダ
ゾール
ピリメタミン
クロロキン
プリマキン
トリメトレ
キセート
ランソプラゾール
−
オメプラゾール
メトプロロール プロプラノロー ベタキソロ
ペンブトロール ル
ール
ピンドロール
チモロール
−
AUC減少の
可能性
−
−
カルシウム拮抗 ベプリジル アムロジピン
薬
ア ゼ ル ニ ジ ジルチアゼム
ピン
フェロジピン
ニカルジピン
ニフェジピン
ニソルジピン
−
−
−
−
ニトレンジピン
ベラパミル
ニルバジピン
イスラジピン
ニモジピン
腫瘍用薬
タモキシフェ エトポシド
シクロホスファ ダウノルビ
ン
ビンブラスチン ミド
シン
−
−
トレミフェン ビンクリスチン イホスファミド ドキソルビ
パクリタキセル
シン
麦 角 ア ル カ ロ ジ ヒ ド ロ エ ブロモクリプ
メチセルジ
イド誘導体
ルゴタミン チン
ド
エルゴタミン
エルゴメト
−
−
−
リン
メチルエル
ゴメトリン
循環改善薬
ペントキシ
−
−
−
−
−
フィリン
血液凝固阻止薬 リ バ ー ロ キ
−
−
−
−
−
サバン
糖尿病治療用薬
トルブタミド
グリメピリド
−
−
−
−
−
グリピジド
グリブリド
高脂血症治療
シンバスタチ
ゲンフィブ ク ロ フ ィ ブ
用薬
ン
ロジル
ラート
−
ロバスタチン
−
−
アトルバスタ
チン
となる可能性がある。
[8.1.6、10.、16.4参照]
非ステロイド ピロキシカ
性鎮痛薬
ム
アンピロキ
シカム
−
β遮断薬
種々の併用薬剤の代謝を競合的に阻害する。
−
−
−
プログアニル
16.7 薬物相互作用
麻薬性鎮痛薬
−
−
キニーネ
−
が糞中へ、11.3%が尿中へそれぞれ排泄された。また、未変化体
薬効分類 併用禁忌
−
抗真菌薬
11.4%であった(in vitro )
。
ボ リ コ ナ ゾ イトラコナゾ
ール
ール
ケトコナゾー
ル
ミコナゾール
抗ヒスタミン薬
−
ロラタジン
血圧降下薬
アルフゾシン
排 尿 障 害 改 善 リオシグアト
−
薬
−
不明
フェノバル ジバルプロッ
ビタール クス
ラモトリギン
フェニトイン
-5-
薬効分類 併用禁忌
μg/mLであった(外国人データ)
。
16.2 吸収
三環系抗うつ
薬
16.2.1 食事が経口投与に及ぼす影響
食事はわずかに本剤のバイオアベイラビリティーを低下させる。
−
平均的な食事(857kcal、カロリーの31%が脂肪由来)や高脂肪
食(907kcal、カロリーの52%が脂肪由来)の摂取後にリトナビ
ルの錠剤100mg単回投与したところ、空腹時投与と比較してリト
抗うつ薬
ナビルのAUCとCmaxは平均20~23%低下した(外国人データ)
。
16.2.2 錠剤とカプセル剤の比較
リトナビルの錠剤とカプセル剤をそれぞれ100mg食後単回投与し
止瀉薬
比較したところ、AUC0-∞は同等であったが、Cmaxは錠剤が26%
−
予測される影響の程度
AUC著明
AUC中等度
AUC中等度増加
増加(>3倍) 増加(1.5~3倍) あるいは減少
アミトリプチリン
クロミプラミン
イミプラミン
−
マプロチリン
−
ノルトリプチリン
トリミプラミン
デシプラミン
ネファゾドン フルオキセチン
−
セルトラリン パロキセチン
ベンラファキシン
−
−
−
−
制吐薬
(92.8%CI:15~39%)上昇した(外国人データ)
。
16.3 分布
本剤は、0.01~30.0μg/mLの濃度範囲でヒト血漿蛋白質と99%
以上結合した。本剤2μg/mLにおけるヒト血液中の血球移行率は
オンダンセトロ
ン
ドロナビノール
16.4 代謝
ヒト肝ミクロソームを用いた試験で、本剤は58.7~60.4%が代謝
され、主に3種類の酸化型代謝物を生成することが示された。ま
た、本剤の代謝には主にCYP3A及びCYP2D6が関与することが
示された(in vitro )1)。
健康被験者に14C標識リトナビルのカプセル剤を単回経口投与し、
尿、糞中の代謝物を検索した結果、未変化体及び主に4種類の酸
化型代謝物が確認された。
[9.8、10.、16.7.1参照]
抗結核薬
リファブチン
抗原虫薬
駆虫薬
16.5 排泄
健康被験者に14C標識リトナビルのカプセル剤600mgを単回経口
投与した場合、投与後148時間までに、投与した放射能の86.4%
−
−
−
−
−
約33.8%が糞中へ、約3.5%が尿中へ排泄された(外国人データ)
。
16.7.1 in vitro 試験
消化性潰瘍用薬
本剤はCYP3Aと特に強い親和性を示し1)、CYP3Aで酸化される
本剤はグルクロン酸抱合を促進し、CYP1A2、CYP2C9、
CYP2C19を誘導することがわかっている。併用薬剤の血中濃度
を低下させ、薬効が減弱する場合には併用薬剤の用量調節が必要
16.7.2 併用薬剤の血中濃度に及ぼす影響(予測)
本剤と併用する可能性の高い薬剤について、それら薬剤の血中濃
度(AUC)への影響を以下に示す。
リトナビルが併用薬剤の血中濃度に及ぼす影響(予測)
抗不整脈用薬
予測される影響の程度
AUC著明
AUC中等度
AUC中等度増加 不明
増加(>3倍) 増加(1.5~3倍) あるいは減少
フェンタニル オキシコドン
レボメタジ
アルフェンタ トラマドール
ル
ニル
ハイドロコドン
(LAAM)
−
プロポキシフェ
ン
−
アミオダロン リドカイン
フレカイニド
プロパフェ
ノン
キニジン
エンカイニド
気管支拡張薬
−
−
マクロライド
エリスロマイ
−
系抗生物質
シン
抗てんかん薬
カルバマゼピ
ン
−
−
ジソピラミド
メキシレチン
AUC減少の
可能性
コデイン
モルヒネ
ハイドロモ
ルフォン
メペリジン
メサドン
ジクロフェナク ナブメトン ケトプロフェ
フルルビプロフェ スリンダク ン
ン
ナプロキセン
イブプロフェン
ケトロラク
インドメタシン
トカイニド
−
−
クラリスロマイ
シン
クロナゼパム
エトスクシミド
−
−
−
テオフィリン
−
−
−
−
−
−
−
ロサルタン
−
ドキセピン
−
フルボキサ ブ プ ロ ピ オ
ミン
ン
ジフェノキ
シレート
プロクロル メ ト ク ロ プ
ペラジン ラミド
プロメタジ
ン
−
−
−
−
−
ドキサゾシ
ン
−
プラゾシン
テラゾシン
エチオナミ
−
ド
アルベンダ ア ト バ ク オ
ゾール
ン
メトロニダ
ゾール
ピリメタミン
クロロキン
プリマキン
トリメトレ
キセート
ランソプラゾール
−
オメプラゾール
メトプロロール プロプラノロー ベタキソロ
ペンブトロール ル
ール
ピンドロール
チモロール
−
AUC減少の
可能性
−
−
カルシウム拮抗 ベプリジル アムロジピン
薬
ア ゼ ル ニ ジ ジルチアゼム
ピン
フェロジピン
ニカルジピン
ニフェジピン
ニソルジピン
−
−
−
−
ニトレンジピン
ベラパミル
ニルバジピン
イスラジピン
ニモジピン
腫瘍用薬
タモキシフェ エトポシド
シクロホスファ ダウノルビ
ン
ビンブラスチン ミド
シン
−
−
トレミフェン ビンクリスチン イホスファミド ドキソルビ
パクリタキセル
シン
麦 角 ア ル カ ロ ジ ヒ ド ロ エ ブロモクリプ
メチセルジ
イド誘導体
ルゴタミン チン
ド
エルゴタミン
エルゴメト
−
−
−
リン
メチルエル
ゴメトリン
循環改善薬
ペントキシ
−
−
−
−
−
フィリン
血液凝固阻止薬 リ バ ー ロ キ
−
−
−
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サバン
糖尿病治療用薬
トルブタミド
グリメピリド
−
−
−
−
−
グリピジド
グリブリド
高脂血症治療
シンバスタチ
ゲンフィブ ク ロ フ ィ ブ
用薬
ン
ロジル
ラート
−
ロバスタチン
−
−
アトルバスタ
チン
となる可能性がある。
[8.1.6、10.、16.4参照]
非ステロイド ピロキシカ
性鎮痛薬
ム
アンピロキ
シカム
−
β遮断薬
種々の併用薬剤の代謝を競合的に阻害する。
−
−
−
プログアニル
16.7 薬物相互作用
麻薬性鎮痛薬
−
−
キニーネ
−
が糞中へ、11.3%が尿中へそれぞれ排泄された。また、未変化体
薬効分類 併用禁忌
−
抗真菌薬
11.4%であった(in vitro )
。
ボ リ コ ナ ゾ イトラコナゾ
ール
ール
ケトコナゾー
ル
ミコナゾール
抗ヒスタミン薬
−
ロラタジン
血圧降下薬
アルフゾシン
排 尿 障 害 改 善 リオシグアト
−
薬
−
不明
フェノバル ジバルプロッ
ビタール クス
ラモトリギン
フェニトイン
-5-