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資料1-3 リオシグアト及びHIVプロテアーゼ阻害剤の電子化された添付文書一覧 (27 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_27607.html |
出典情報 | 薬事・食品衛生審議会 薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(令和4年度第10回) |
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11.1.2 糖尿病,糖尿病の悪化及び高血糖
[8.4参照]
11.1.3 出血傾向
出血事象があらわれた場合には血液凝固因子を投与するなど
適切な処置を行うこと。[9.1.2参照]
11.1.4 QT延長,心室頻拍(torsades de pointesを含む),房
室ブロック(第一度〜第三度AVブロック)
[9.1.1参照]
11.1.5 皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群),多形紅斑,
中毒性皮疹
[8.3参照]
11.1.6 尿細管間質性腎炎
腎間質に結晶の沈着が認められた症例が報告されている。
11.2 その他の副作用
1%以上
心臓障害
頭痛(2.7%)
神経系障害
眼障害
黄疸眼(1.1%)
耳及び迷路
障害
呼吸器,胸
郭及び縦隔
障害
悪心(5.7%),嘔
吐(2.2%),下痢
(2.2 %), 消 化 不
良(1.2%),腹痛
胃腸障害 (1.1%)
腎及び尿路
障害
発疹(1.9%)
皮膚及び皮
下組織障害
筋骨格系及
び結合組織
障害
代謝及び栄
養障害
血管障害
疲労(1.4%)
全身障害及
び投与局所
様態
免疫系障害
肝胆道系障
害
生殖系及び
乳房障害
黄疸(4.2%)
1%以上
精神障害
1%未満
不眠症,不安,う
つ 病, 睡 眠 障 害,
異常な夢,失見当
識,激越,リビドー
減退,情動不安定,
幻覚,敵意,神経
過敏,精神病,自
殺企図
頻度不明
総ビリルビン上昇
(37.2%),ALT上
昇(4.6%),AST
上 昇(3.3 %),
CK上 昇(7.4 %),
注1) ア ミ ラ ー ゼ 上
臨床検査
昇 ( 1 1 . 6 % ),
リ パ ー ゼ 上 昇
(2.6 %), 好 中 球
減少(4.7%),ヘ
モグロビン減少
(1.5%)
1%未満
頻度不明
失神,浮腫,動悸,QT延長,torsades
心 停 止, 第 一 度 de pointes
AVブ ロ ッ ク, 心
筋炎
末梢神経障害,健
忘,傾眠,浮動性
めまい,味覚異常,
灼熱感,痙攣,運
動過多,感覚鈍麻,
反射亢進
注1):グレード3-4の臨床検査値異常(副作用として報告されたかどう
かにかかわらず,臨床試験において測定された臨床検査値異常)
13. 過量投与
13.1 症状
本剤29.2gを過量に服用したHIV感染患者において,無症候性
の二束ブロック及びPR間隔の延長が報告されている。
13.2 処置
本剤は,主に肝臓で代謝され,蛋白結合率が高いため,透析
は薬剤の除去に有効とは考えられない。
耳鳴,耳炎
呼 吸 困 難, 咳 嗽,
しゃっくり,低酸
素症
口渇,鼓腸,胃炎,
膵炎,アフタ性口
内 炎, 腹 部 膨 満,
大腸炎,便秘,歯
痛,食道潰瘍,食
道炎,胃腸炎,胃
腸障害,口腔内潰
瘍形成,消化性潰
瘍
血尿,頻尿,蛋白
尿,腎結石,腎臓
痛,尿異常,結晶
尿,腎不全,乏尿,
多尿,尿路感染
脱毛症,そう痒症,
蕁麻疹,血管拡張,
水疱性皮膚炎,湿
疹,血管浮腫,脂
肪 萎 縮( 顔 面 ),
光 線 過 敏, 多 汗,
斑 状 出 血, 紫 斑,
蜂巣炎,皮膚糸状
菌 症, 皮 膚 乾 燥,
爪の障害,脂漏
関 節 痛, 筋 萎 縮,
筋 肉 痛, ミ オ パ
チー,背部痛,骨
痛,四肢痛,筋無
力症,ピクピクし
た動き
食欲不振,食欲亢 体 脂 肪 の 再 分 布/
進,体重減少,体 蓄積(胸部,体幹
重増加,脱水,脂 部の脂肪増加,末
質 異 常 症, 痛 風,梢 部 の 脂 肪 減 少,
乳 酸 ア シ ド ー シ 野牛肩)
ス,肥満
高血圧,蒼白
無力症,胸痛,発
熱,倦怠感,歩行
障害,異形成,全
身 浮 腫, 熱 過 敏,
感染,末梢性浮腫,
疼痛
アレルギー反応
肝脾腫大,無胆汁 胆 石 症, 胆 嚢 炎,
症,肝腫大,肝臓 胆汁うっ滞
細胞障害,脂肪肝
女性化乳房,男性
生殖能低下,無月
経,インポテンス,
月経障害,骨盤痛
15. その他の注意
15.2 非臨床試験に基づく情報
15.2.1 がん原性,変異原性,生殖毒性
マウス及びラットにおけるがん原性試験において,雌マウス
の高用量で良性肝細胞腺腫の発生率が上昇したが,ラットで
はいかなるタイプの腫瘍の発生率にも上昇はみられなかった。
雌雄マウスで腫瘍発生率の上昇がみられなかった用量におけ
る曝露量は,ヒトに400mg/日を投与した場合の曝露量の約4
倍である。高用量群の雌マウスでみられた良性肝細胞腺腫の
発生率上昇は,肝臓の細胞毒性的な変化(単細胞壊死)に対
する二次的な肝細胞増殖の亢進によるものと考えられ,ヒト
の臨床治療量における曝露量との関連性は低いと考えられる。
本剤は,ヒト末梢血リンパ球におけるin vitro の染色体異常試
験では代謝活性化の有無にかかわらず陽性であった。Ames試
験,ラットにおける小核試験及び不定期DNA合成試験,十二
指腸のDNA障害試験(コメットアッセイ)の結果は陰性であっ
た。臨床用量(400mg/日)と同程度(雄ラット)又は2倍(雌
ラット)の曝露量で,本剤は,交配,受胎能及び初期胚発生
に影響しなかった。
15.2.2 動物における毒性・安全性薬理
マウス,ラット及びイヌで実施した反復投与毒性試験におい
て,本剤投与に関連した肝臓の所見として,血清ビリルビン
及び肝酵素の増加,肝細胞の空胞化及び肥大がみられ,雌マ
ウスで肝細胞の単細胞壊死が認められた。肝臓の変化がみら
れた用量でのマウス,ラット及びイヌにおける本剤の全身曝
露量は,ヒトに400mgを1日1回投与した場合の曝露量のそれ
ぞれ0.4~12倍,0.4~4倍及び0.2~7倍であった。雌マウス
で単細胞壊死がみられた用量での本剤の曝露量は,ヒトに
400mgを1日1回投与した場合の曝露量の12倍であった。ラッ
ト及びイヌでは血清コレステロール及びグルコースの増加が
みられたが,マウスではこれらの変化は認められなかった。
In vitro 眼粘膜刺激性試験で,本剤はウシ角膜の混濁度を上昇さ
せたことから,眼に直接接触した場合眼粘膜刺激性を示す可能性
がある。
In vitro 安全性薬理試験において,本剤はウサギ・プルキンエ
線維の活動電位持続時間に対して弱い延長作用を示し,ナト
リウムチャネル電流並びに急速活性化遅延整流カリウム電流
(HERGによりエンコードされる)及び緩徐活性化遅延整流カ
リウム電流を軽度(IC50>30μM)に,カルシウム電流を中等
度(IC50=10.4μM)に阻害した。イヌにおける心電図の変化(洞
性徐脈,PR間隔延長,QT間隔延長及びQRS群延長)が最初
に実施した2週間経口投与毒性試験で観察された。別途実施し
たイヌにおける2週間経口投与毒性試験及び9ヵ月間経口投与
毒性試験では薬剤に関連した心電図の変化はみられなかった。
(5)
[8.4参照]
11.1.3 出血傾向
出血事象があらわれた場合には血液凝固因子を投与するなど
適切な処置を行うこと。[9.1.2参照]
11.1.4 QT延長,心室頻拍(torsades de pointesを含む),房
室ブロック(第一度〜第三度AVブロック)
[9.1.1参照]
11.1.5 皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群),多形紅斑,
中毒性皮疹
[8.3参照]
11.1.6 尿細管間質性腎炎
腎間質に結晶の沈着が認められた症例が報告されている。
11.2 その他の副作用
1%以上
心臓障害
頭痛(2.7%)
神経系障害
眼障害
黄疸眼(1.1%)
耳及び迷路
障害
呼吸器,胸
郭及び縦隔
障害
悪心(5.7%),嘔
吐(2.2%),下痢
(2.2 %), 消 化 不
良(1.2%),腹痛
胃腸障害 (1.1%)
腎及び尿路
障害
発疹(1.9%)
皮膚及び皮
下組織障害
筋骨格系及
び結合組織
障害
代謝及び栄
養障害
血管障害
疲労(1.4%)
全身障害及
び投与局所
様態
免疫系障害
肝胆道系障
害
生殖系及び
乳房障害
黄疸(4.2%)
1%以上
精神障害
1%未満
不眠症,不安,う
つ 病, 睡 眠 障 害,
異常な夢,失見当
識,激越,リビドー
減退,情動不安定,
幻覚,敵意,神経
過敏,精神病,自
殺企図
頻度不明
総ビリルビン上昇
(37.2%),ALT上
昇(4.6%),AST
上 昇(3.3 %),
CK上 昇(7.4 %),
注1) ア ミ ラ ー ゼ 上
臨床検査
昇 ( 1 1 . 6 % ),
リ パ ー ゼ 上 昇
(2.6 %), 好 中 球
減少(4.7%),ヘ
モグロビン減少
(1.5%)
1%未満
頻度不明
失神,浮腫,動悸,QT延長,torsades
心 停 止, 第 一 度 de pointes
AVブ ロ ッ ク, 心
筋炎
末梢神経障害,健
忘,傾眠,浮動性
めまい,味覚異常,
灼熱感,痙攣,運
動過多,感覚鈍麻,
反射亢進
注1):グレード3-4の臨床検査値異常(副作用として報告されたかどう
かにかかわらず,臨床試験において測定された臨床検査値異常)
13. 過量投与
13.1 症状
本剤29.2gを過量に服用したHIV感染患者において,無症候性
の二束ブロック及びPR間隔の延長が報告されている。
13.2 処置
本剤は,主に肝臓で代謝され,蛋白結合率が高いため,透析
は薬剤の除去に有効とは考えられない。
耳鳴,耳炎
呼 吸 困 難, 咳 嗽,
しゃっくり,低酸
素症
口渇,鼓腸,胃炎,
膵炎,アフタ性口
内 炎, 腹 部 膨 満,
大腸炎,便秘,歯
痛,食道潰瘍,食
道炎,胃腸炎,胃
腸障害,口腔内潰
瘍形成,消化性潰
瘍
血尿,頻尿,蛋白
尿,腎結石,腎臓
痛,尿異常,結晶
尿,腎不全,乏尿,
多尿,尿路感染
脱毛症,そう痒症,
蕁麻疹,血管拡張,
水疱性皮膚炎,湿
疹,血管浮腫,脂
肪 萎 縮( 顔 面 ),
光 線 過 敏, 多 汗,
斑 状 出 血, 紫 斑,
蜂巣炎,皮膚糸状
菌 症, 皮 膚 乾 燥,
爪の障害,脂漏
関 節 痛, 筋 萎 縮,
筋 肉 痛, ミ オ パ
チー,背部痛,骨
痛,四肢痛,筋無
力症,ピクピクし
た動き
食欲不振,食欲亢 体 脂 肪 の 再 分 布/
進,体重減少,体 蓄積(胸部,体幹
重増加,脱水,脂 部の脂肪増加,末
質 異 常 症, 痛 風,梢 部 の 脂 肪 減 少,
乳 酸 ア シ ド ー シ 野牛肩)
ス,肥満
高血圧,蒼白
無力症,胸痛,発
熱,倦怠感,歩行
障害,異形成,全
身 浮 腫, 熱 過 敏,
感染,末梢性浮腫,
疼痛
アレルギー反応
肝脾腫大,無胆汁 胆 石 症, 胆 嚢 炎,
症,肝腫大,肝臓 胆汁うっ滞
細胞障害,脂肪肝
女性化乳房,男性
生殖能低下,無月
経,インポテンス,
月経障害,骨盤痛
15. その他の注意
15.2 非臨床試験に基づく情報
15.2.1 がん原性,変異原性,生殖毒性
マウス及びラットにおけるがん原性試験において,雌マウス
の高用量で良性肝細胞腺腫の発生率が上昇したが,ラットで
はいかなるタイプの腫瘍の発生率にも上昇はみられなかった。
雌雄マウスで腫瘍発生率の上昇がみられなかった用量におけ
る曝露量は,ヒトに400mg/日を投与した場合の曝露量の約4
倍である。高用量群の雌マウスでみられた良性肝細胞腺腫の
発生率上昇は,肝臓の細胞毒性的な変化(単細胞壊死)に対
する二次的な肝細胞増殖の亢進によるものと考えられ,ヒト
の臨床治療量における曝露量との関連性は低いと考えられる。
本剤は,ヒト末梢血リンパ球におけるin vitro の染色体異常試
験では代謝活性化の有無にかかわらず陽性であった。Ames試
験,ラットにおける小核試験及び不定期DNA合成試験,十二
指腸のDNA障害試験(コメットアッセイ)の結果は陰性であっ
た。臨床用量(400mg/日)と同程度(雄ラット)又は2倍(雌
ラット)の曝露量で,本剤は,交配,受胎能及び初期胚発生
に影響しなかった。
15.2.2 動物における毒性・安全性薬理
マウス,ラット及びイヌで実施した反復投与毒性試験におい
て,本剤投与に関連した肝臓の所見として,血清ビリルビン
及び肝酵素の増加,肝細胞の空胞化及び肥大がみられ,雌マ
ウスで肝細胞の単細胞壊死が認められた。肝臓の変化がみら
れた用量でのマウス,ラット及びイヌにおける本剤の全身曝
露量は,ヒトに400mgを1日1回投与した場合の曝露量のそれ
ぞれ0.4~12倍,0.4~4倍及び0.2~7倍であった。雌マウス
で単細胞壊死がみられた用量での本剤の曝露量は,ヒトに
400mgを1日1回投与した場合の曝露量の12倍であった。ラッ
ト及びイヌでは血清コレステロール及びグルコースの増加が
みられたが,マウスではこれらの変化は認められなかった。
In vitro 眼粘膜刺激性試験で,本剤はウシ角膜の混濁度を上昇さ
せたことから,眼に直接接触した場合眼粘膜刺激性を示す可能性
がある。
In vitro 安全性薬理試験において,本剤はウサギ・プルキンエ
線維の活動電位持続時間に対して弱い延長作用を示し,ナト
リウムチャネル電流並びに急速活性化遅延整流カリウム電流
(HERGによりエンコードされる)及び緩徐活性化遅延整流カ
リウム電流を軽度(IC50>30μM)に,カルシウム電流を中等
度(IC50=10.4μM)に阻害した。イヌにおける心電図の変化(洞
性徐脈,PR間隔延長,QT間隔延長及びQRS群延長)が最初
に実施した2週間経口投与毒性試験で観察された。別途実施し
たイヌにおける2週間経口投与毒性試験及び9ヵ月間経口投与
毒性試験では薬剤に関連した心電図の変化はみられなかった。
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