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資料1-3 リオシグアト及びHIVプロテアーゼ阻害剤の電子化された添付文書一覧 (25 ページ)
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公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_27607.html |
出典情報 | 薬事・食品衛生審議会 薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(令和4年度第10回) |
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10.2 併用注意(併用に注意すること)
薬剤名等
臨床症状・措置方法
機序・危険因子
バ ル デ ナ フ ィ ル 本剤との併用に関する試験は CYP3A4 に 対 す る
塩酸塩水和物(レ 行われていないが,バルデナ 競合による。
ビトラ)
フ ィ ル の 血 中 濃 度 が 上 昇 し,
有害事象(低血圧,視覚障害,
持続勃起症,失神等)の発現
が増加するおそれがある。
ブ ロ ナ ン セ リ ン 本剤によりブロナンセリンの
(ロナセン)
血中濃度が上昇し,作用が増
強するおそれがある。
* ア ス ナ プ レ ビ ル アスナプレビルの血中濃度が
(スンベプラ)
上昇する。肝臓に関連した有
害事象が発現し,また重症化
するおそれがある。
* ア ゼ ル ニ ジ ピ ン 本剤によりアゼルニジピンの
(カルブロック) 血中濃度が上昇し,作用が増
オ ル メ サ ル タ ン 強するおそれがある。
メ ド キ ソ ミ ル・
アゼルニジピン
(レザルタス)
* ル ラ シ ド ン 塩 酸 本剤によりルラシドンの血中
塩(ラツーダ) 濃度が上昇し,作用が増強す
るおそれがある。
リ バ ー ロ キ サ バ 本剤によりリバーロキサバン CYP3A4及びP糖蛋
ン( イ グ ザ レ ル の血中濃度が上昇し,作用が 白(P-gp) の 強 力
ト)
増強するおそれがある。
な阻害作用により
リバーロキサバン
のクリアランスが
減少する。
リオシグアト(ア ケトコナゾールとの併用によ 複 数 のCYP分 子 種
デムパス)
りリオシグアトの血中濃度が(CYP1A1, CYP3A
上昇し,クリアランスが低下 等)及びP-gp/乳癌
したとの報告がある。
耐 性 蛋 白(BCRP)
阻害によりリオシ
グアトのクリアラ
ンスが低下する。
グ ラ ゾ プ レ ビ ル グラゾプレビルの血中濃度が 本 剤 の OATP1B に
水 和 物( グ ラ ジ 上昇するおそれがある。
対する阻害作用に
ナ)
よるものと考えら
れている。
グ レ カ プ レ ビ ル グレカプレビルの血中濃度が 本 剤 の OATP1B に
水 和 物・ ピ ブ レ 上昇するおそれがある。
対する阻害作用に
ン タ ス ビ ル( マ ALT上昇のリスクが増加する よ る も の と 考 え ら
ヴ ィ レ ッ ト 配 合 おそれがある。
れている。
錠)
ALT上 昇 の 機 序 は
不明。
* プ ロ ト ン ポ ン プ 本剤とこれら薬剤の併用によ 本剤の溶解性がpH
阻害剤
り,血中濃度が低下し,本剤 に 依 存 す る こ と か
オ メ プ ラ ゾ ー の効果が減弱するおそれがあ ら, 胃 酸 分 泌 抑 制
ル(オメプラー る。
により本剤の吸収
ル, オ メ プ ラ
が抑制されるおそ
ゾン)
れがある。
ラ ン ソ プ ラ
ゾ ー ル( タ ケ
プロン)
ラベプラゾー
ル( パ リ エ ッ
ト)
エ ソ メ プ ラ
ゾ ー ル( ネ キ
シウム)
ボノプラザン
フマル酸塩(タ
ケキャブ)
ア ス ピ リ ン・ ラ
ンソプラゾール
(タケルダ)
ア ス ピ リ ン・ ボ
ノプラザンフマ
ル 酸 塩( キ ャ ブ
ピリン)
[16.7参照]
セ イ ヨ ウ オ ト 本剤の代謝が促進され血中濃 セ イ ヨ ウ オ ト ギ リ
ギ リ ソ ウ(St. 度が低下するおそれがあるの ソ ウ に よ り 誘 導 さ
John’s Wort, セ で,本剤投与時はセイヨウオ れ た 肝 薬 物 代 謝 酵
ン ト・ ジ ョ ー ン トギリソウ含有食品を摂取し 素( チ ト ク ロ ー ム
ズ・ ワ ー ト ) 含 ないよう注意すること。
P450) が 本 剤 の 代
有食品
謝 を 促 進 し, ク リ
アランスを上昇さ
せるためと考えら
れている。
薬剤名等
臨床症状・措置方法
機序・危険因子
テ ノ ホ ビ ル ジ ソ 本 剤 の AUC,Cmin が 低 下 し,機序不明
プ ロ キ シ ル フ マ テノホビルの血中濃度が上昇
ル 酸 塩[7.9,するおそれがある。テノホビ
16.7参照]
ルに関連した有害事象(腎障
害等)を増強するおそれがあ
るので,併用する場合にはテ
ノホビルに関連した有害事象
のモニタリングを行うこと。
リトナビルを併用しない場合
には,本剤とテノホビルの併
用は推奨されない。
エ フ ァ ビ レ ン ツ 本剤とエファビレンツの併用 本 剤 の 血 中 濃 度 が
[16.7参照]
は推奨されない。
低下するおそれが
ある。
ネビラピン[16.7 本剤の血中濃度が低下し,ネ ネ ビ ラ ピ ン が
参照]
ビラピンの血中濃度が上昇す CYP3A4を 誘 導 し,
るおそれがある。本剤とネビ ま た 代 謝 が 阻 害 さ
ラピンの併用は推奨されない。 れることによる。
ホ ス ア ン プ レ ナ ホスアンプレナビル700mg/リ CYP3A4 に 対 す る
ビ ル カ ル シ ウ ム ト ナ ビ ル100mg1日2回 と 本 剤 競合による。
水和物
300mg1日1回を併用した場合,
本剤のCmax,AUCはそれぞれ
24%,22%減少した。
制 酸 剤, 緩 衝 作 本剤はこれらの薬剤投与の2時 本 剤 の 吸 収 が 抑 制
用を有する薬剤 間前又は1時間後に投与するこ さ れ る お そ れ が あ
乾 燥 水 酸 化 ア と。
る。
ルミニウムゲ
ル, 沈 降 炭 酸
カルシウム等
H2受容体拮抗剤 本剤とこれら薬剤の併用によ 胃内pHの上昇によ
フ ァ モ チ ジ ン り,本剤の血中濃度が著しく り, 本 剤 の 吸 収 が
等[16.7参照] 低下し,効果が減弱するおそ 抑 制 さ れ る お そ れ
れがある。H2 受容体拮抗剤の がある。
影響を減少させるために,必
ず本剤とリトナビルを併用し
て投与し,本剤とH2 受容体拮
抗剤は可能な限り間隔をあけ
て投与することが推奨される。
また,抗HIV薬による治療経
験のある患者に,本剤/リトナ
ビルとテノホビルを併用する
場合は,H2 受容体拮抗剤の併
用は推奨されない。
アミオダロン
本剤とこれら薬剤の併用によ こ れ ら の 薬 剤 の 血
キニジン
り重篤な又は生命に危険を及 中 濃 度 が 上 昇 す る
リドカイン
ぼすような有害事象があらわ おそれがある。
三環系抗うつ薬 れるおそれがあり,この併用
に関する試験は行われていな
い。併用する場合には,これ
らの薬剤の血中濃度のモニタ
リングを行うことが望ましい。
トラゾドン
トラゾドンの血中濃度が上昇 本 剤 が CYP3A4 を
するおそれがある。併用する 阻害する。
場合には,患者の状態に注意
し,必要に応じてトラゾドン
の減量を考慮すること。
リファブチン
リファブチンの作用が増強す 本 剤 が CYP3A4 を
[16.7参照]
るおそれがあるので,リファ 阻 害 す る こ と に よ
ブチンの用法・用量を150mg り, リ フ ァ ブ チ ン
隔日投与又は1週間に3回投与 の 血 中 濃 度 を 上 昇
とすることが推奨される。併 させる。
用する場合には,副作用のモ
ニタリングを十分に行うこと。
ワルファリン
本剤との併用により重篤な又 ワ ル フ ァ リ ン の 血
は生命に危険を及ぼすような 中 濃 度 が 上 昇 す る
出血があらわれるおそれがあ おそれがある。
り,この併用に関する試験は
行われていない。併用する場
合には,INRのモニタリングを
行うことが望ましい。
(3)
薬剤名等
臨床症状・措置方法
機序・危険因子
バ ル デ ナ フ ィ ル 本剤との併用に関する試験は CYP3A4 に 対 す る
塩酸塩水和物(レ 行われていないが,バルデナ 競合による。
ビトラ)
フ ィ ル の 血 中 濃 度 が 上 昇 し,
有害事象(低血圧,視覚障害,
持続勃起症,失神等)の発現
が増加するおそれがある。
ブ ロ ナ ン セ リ ン 本剤によりブロナンセリンの
(ロナセン)
血中濃度が上昇し,作用が増
強するおそれがある。
* ア ス ナ プ レ ビ ル アスナプレビルの血中濃度が
(スンベプラ)
上昇する。肝臓に関連した有
害事象が発現し,また重症化
するおそれがある。
* ア ゼ ル ニ ジ ピ ン 本剤によりアゼルニジピンの
(カルブロック) 血中濃度が上昇し,作用が増
オ ル メ サ ル タ ン 強するおそれがある。
メ ド キ ソ ミ ル・
アゼルニジピン
(レザルタス)
* ル ラ シ ド ン 塩 酸 本剤によりルラシドンの血中
塩(ラツーダ) 濃度が上昇し,作用が増強す
るおそれがある。
リ バ ー ロ キ サ バ 本剤によりリバーロキサバン CYP3A4及びP糖蛋
ン( イ グ ザ レ ル の血中濃度が上昇し,作用が 白(P-gp) の 強 力
ト)
増強するおそれがある。
な阻害作用により
リバーロキサバン
のクリアランスが
減少する。
リオシグアト(ア ケトコナゾールとの併用によ 複 数 のCYP分 子 種
デムパス)
りリオシグアトの血中濃度が(CYP1A1, CYP3A
上昇し,クリアランスが低下 等)及びP-gp/乳癌
したとの報告がある。
耐 性 蛋 白(BCRP)
阻害によりリオシ
グアトのクリアラ
ンスが低下する。
グ ラ ゾ プ レ ビ ル グラゾプレビルの血中濃度が 本 剤 の OATP1B に
水 和 物( グ ラ ジ 上昇するおそれがある。
対する阻害作用に
ナ)
よるものと考えら
れている。
グ レ カ プ レ ビ ル グレカプレビルの血中濃度が 本 剤 の OATP1B に
水 和 物・ ピ ブ レ 上昇するおそれがある。
対する阻害作用に
ン タ ス ビ ル( マ ALT上昇のリスクが増加する よ る も の と 考 え ら
ヴ ィ レ ッ ト 配 合 おそれがある。
れている。
錠)
ALT上 昇 の 機 序 は
不明。
* プ ロ ト ン ポ ン プ 本剤とこれら薬剤の併用によ 本剤の溶解性がpH
阻害剤
り,血中濃度が低下し,本剤 に 依 存 す る こ と か
オ メ プ ラ ゾ ー の効果が減弱するおそれがあ ら, 胃 酸 分 泌 抑 制
ル(オメプラー る。
により本剤の吸収
ル, オ メ プ ラ
が抑制されるおそ
ゾン)
れがある。
ラ ン ソ プ ラ
ゾ ー ル( タ ケ
プロン)
ラベプラゾー
ル( パ リ エ ッ
ト)
エ ソ メ プ ラ
ゾ ー ル( ネ キ
シウム)
ボノプラザン
フマル酸塩(タ
ケキャブ)
ア ス ピ リ ン・ ラ
ンソプラゾール
(タケルダ)
ア ス ピ リ ン・ ボ
ノプラザンフマ
ル 酸 塩( キ ャ ブ
ピリン)
[16.7参照]
セ イ ヨ ウ オ ト 本剤の代謝が促進され血中濃 セ イ ヨ ウ オ ト ギ リ
ギ リ ソ ウ(St. 度が低下するおそれがあるの ソ ウ に よ り 誘 導 さ
John’s Wort, セ で,本剤投与時はセイヨウオ れ た 肝 薬 物 代 謝 酵
ン ト・ ジ ョ ー ン トギリソウ含有食品を摂取し 素( チ ト ク ロ ー ム
ズ・ ワ ー ト ) 含 ないよう注意すること。
P450) が 本 剤 の 代
有食品
謝 を 促 進 し, ク リ
アランスを上昇さ
せるためと考えら
れている。
薬剤名等
臨床症状・措置方法
機序・危険因子
テ ノ ホ ビ ル ジ ソ 本 剤 の AUC,Cmin が 低 下 し,機序不明
プ ロ キ シ ル フ マ テノホビルの血中濃度が上昇
ル 酸 塩[7.9,するおそれがある。テノホビ
16.7参照]
ルに関連した有害事象(腎障
害等)を増強するおそれがあ
るので,併用する場合にはテ
ノホビルに関連した有害事象
のモニタリングを行うこと。
リトナビルを併用しない場合
には,本剤とテノホビルの併
用は推奨されない。
エ フ ァ ビ レ ン ツ 本剤とエファビレンツの併用 本 剤 の 血 中 濃 度 が
[16.7参照]
は推奨されない。
低下するおそれが
ある。
ネビラピン[16.7 本剤の血中濃度が低下し,ネ ネ ビ ラ ピ ン が
参照]
ビラピンの血中濃度が上昇す CYP3A4を 誘 導 し,
るおそれがある。本剤とネビ ま た 代 謝 が 阻 害 さ
ラピンの併用は推奨されない。 れることによる。
ホ ス ア ン プ レ ナ ホスアンプレナビル700mg/リ CYP3A4 に 対 す る
ビ ル カ ル シ ウ ム ト ナ ビ ル100mg1日2回 と 本 剤 競合による。
水和物
300mg1日1回を併用した場合,
本剤のCmax,AUCはそれぞれ
24%,22%減少した。
制 酸 剤, 緩 衝 作 本剤はこれらの薬剤投与の2時 本 剤 の 吸 収 が 抑 制
用を有する薬剤 間前又は1時間後に投与するこ さ れ る お そ れ が あ
乾 燥 水 酸 化 ア と。
る。
ルミニウムゲ
ル, 沈 降 炭 酸
カルシウム等
H2受容体拮抗剤 本剤とこれら薬剤の併用によ 胃内pHの上昇によ
フ ァ モ チ ジ ン り,本剤の血中濃度が著しく り, 本 剤 の 吸 収 が
等[16.7参照] 低下し,効果が減弱するおそ 抑 制 さ れ る お そ れ
れがある。H2 受容体拮抗剤の がある。
影響を減少させるために,必
ず本剤とリトナビルを併用し
て投与し,本剤とH2 受容体拮
抗剤は可能な限り間隔をあけ
て投与することが推奨される。
また,抗HIV薬による治療経
験のある患者に,本剤/リトナ
ビルとテノホビルを併用する
場合は,H2 受容体拮抗剤の併
用は推奨されない。
アミオダロン
本剤とこれら薬剤の併用によ こ れ ら の 薬 剤 の 血
キニジン
り重篤な又は生命に危険を及 中 濃 度 が 上 昇 す る
リドカイン
ぼすような有害事象があらわ おそれがある。
三環系抗うつ薬 れるおそれがあり,この併用
に関する試験は行われていな
い。併用する場合には,これ
らの薬剤の血中濃度のモニタ
リングを行うことが望ましい。
トラゾドン
トラゾドンの血中濃度が上昇 本 剤 が CYP3A4 を
するおそれがある。併用する 阻害する。
場合には,患者の状態に注意
し,必要に応じてトラゾドン
の減量を考慮すること。
リファブチン
リファブチンの作用が増強す 本 剤 が CYP3A4 を
[16.7参照]
るおそれがあるので,リファ 阻 害 す る こ と に よ
ブチンの用法・用量を150mg り, リ フ ァ ブ チ ン
隔日投与又は1週間に3回投与 の 血 中 濃 度 を 上 昇
とすることが推奨される。併 させる。
用する場合には,副作用のモ
ニタリングを十分に行うこと。
ワルファリン
本剤との併用により重篤な又 ワ ル フ ァ リ ン の 血
は生命に危険を及ぼすような 中 濃 度 が 上 昇 す る
出血があらわれるおそれがあ おそれがある。
り,この併用に関する試験は
行われていない。併用する場
合には,INRのモニタリングを
行うことが望ましい。
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