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資料1-3 リオシグアト及びHIVプロテアーゼ阻害剤の電子化された添付文書一覧 (20 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_27607.html
出典情報 薬事・食品衛生審議会 薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(令和4年度第10回)
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併用薬

併用薬の用量
(mg)

ロピナビル・リトナビ
ルの用量(mg)

n

NFV
LPV/r
+d4T+3TC
+d4T+3TC
n=326
n=327
レスポンダー1
75%
62%
ウイルス学的失敗
9%
25%
(ウイルスリバウンド)
(7%)
(15%)
(VL<400copies/mLに抑制不能)
(2%)
(9%)
死亡
2%
1%
有害事象による中止
4%
4%
その他の理由による中止2
10%
8%
1.血中HIV RNA(VL)<400copies/mL
2.追跡不能、脱落、コンプライアンス不良、プロトコール違反等

併用薬の薬物動態変化率
(本剤併用/非併用時)
Cmax
AUC
Cmin

結果

1000BID、10
0.93
1.07
1.86
日併用 対
400・100 BID、21日
13
1250BID、14
M8代謝物
2.36
3.46
7.49
日単独
200QD、14日;
5,
ネビラピン
400・100 BID、20日
1.05
1.08
1.15
200BID、6日
6*
ノルエチンドロン 1QD、21日
400・100 BID、14日
12
0.84
0.83
0.68
プラバスタチン 20QD、4日
400・100 BID、14日
12
1.26
1.33
N/A
リファブチン
2.12
3.03
4.90
25-O脱アセチル 150QD、10日
23.6
47.5
94.9
リファブチン
併用 対
400・100 BID、10日
12
リファブチン+ 300QD、10日
3.46
5.73
9.53
25-O脱アセチル 単独
リファブチン2
テラプレビル
750TID、10日 400・100 BID、20日
12
0.47
0.46
0.48
800BID、10日
併用 対
400・100 BID、15日
14
6.34
9.62 16.74
1200TID、5日
単独
サキナビル1
1200BID、5日
併用 対
400・100 BID、20日
10
6.44
9.91 16.54
1200TID、5日
単独
特に断りのない限りすべて健康被験者におけるカプセル剤又は液剤の試験
である
1.用量補正は行っていない
2.用量補正後の合計
* 平
 行法による検討(n:ロピナビル・リトナビル+併用薬投与例、併用
薬単独投与例)
N/A:データなし
ネルフィナビル1

主な有害事象はLPV/r 群(326例)で下痢180例(55.2%)、悪心
80例(24.5%)、咽頭炎58例(17.8%)、無力症50例(15.3%)等
であった。
17.1.2 海外Ⅰ/Ⅱ相試験
試験720(カプセル剤):HIV感染症患者100例を対象として、ロ
ピナビル・リトナビル(LPV/r)の各用量群(第Ⅰ群:200mg・
100mg BID※及び400mg・100mg BID、第Ⅱ群:400mg・100mg
BID及び400mg・200mg BID※)に割り付け、ラミブジン(150mg
BID)とサニルブジン(40mg BID)を併用する多施設二重盲
検試験を実施した。48~72週が経過した時点で、患者はすべて
LPV/r 400mg・100mg BIDのオープンラベル臨床試験に移行し
た。試験開始時の平均CD4リンパ球数は338 cells/mm3(3~918
cells/mm3)、平均血中HIV RNA量は4.9 log10 copies/mL(3.3
~6.3 log10 copies/mL)であった。
360週間後、血中HIV RNA量が400(50)copies/mL未満であ
った患者は、61%(59%)であり、CD4リンパ球数は501 cells/
mm3増加した。360週間の投与期間中、39例が脱落し、このうち

16.7.3 他の抗HIV薬との併用

15例(15%)は有害事象による中止、1例(1%)は死亡による中

本剤(400mg・100mg BID)とエファビレンツ、ネビラピン、

止であった。LPV/r 400mg・100mg BID投与例(51例)におけ

アンプレナビル、ホスアンプレナビル、ネルフィナビルとの併用

る主な有害事象は、下痢29例(56.9%)、異常便27例(52.9%)、

については現時点の知見においては用量調節の必要は認められて

頭痛、咳嗽増加各21例(41.2%)
、であった6)。

いない(外国人データ)

[10.2参照]

※本 剤の承認最大用量は400mg・100mgを1日2回投与又は 800mg・
200mgを1日1回投与である。

ラルテグラビル:臨床的に影響のある相互作用は認められていな
い(外国人データ)


17.1.3 海外Ⅰ/Ⅱ相試験

17. 臨床成績

試験765(カプセル剤):HIVプロテアーゼ阻害薬を1剤使用した

17.1.1 海外第Ⅲ相試験

療未経験のHIV感染症患者70名を対象として、ロピナビル・リト

経験があるが非ヌクレオシド系逆転写酵素阻害薬(NNRTI)治

17.1 有効性及び安全性に関する試験

ナビル(LPV/r)の各用量群(400mg・100mg BID、400mg・

試験863(カプセル剤):抗HIV薬治療未経験の成人HIV感染

200mg BID※)に割り付け、ネビラピン(200mg BID)と2剤の

症患者653例を対象として、ロピナビル・リトナビル(LPV/

ヌクレオシド系逆転写酵素阻害薬(NRTI)を併用する多施設二

r)400mg・100mg BID、サニルブジン(d4T)及びラミブジン
(3TC)の併用群、もしくはネルフィナビル(NFV)750mgTID、
サニルブジン及びラミブジンの併用群に無作為に割り付け、多

144週後、血中HIV RNA量が400(50)copies/mL未満であった

259 cells/mm (2~949 cells/mm )で、平均血中HIV RNA量
3

患者は、54%(50%)であり、CD4リンパ球数は両群平均で212

は4.9 log10 copies/mL(2.6~6.8 log10 copies/mL)であった。

cells/mm 3増加した。144週間の投与期間中、27例(39%)が脱

第48週の血中HIV RNA量が400 copies/mL未満であった患者の

落し、このうち、9例(13%)は有害事象による中止、2例(3%)

比率は、LPV/r群75%、NFV群62%であった。

は死亡による中止例であった。

血中HIV RNA量が50 copies/mL未満であった患者の比率はLPV/
r群67%、NFV群52%であった。CD4リンパ球数は、開始時に比べ、
LPV/r群で207 cells/mm 、NFV群で195 cells/mm 増加した。
3

は372 cells/mm3(72~807 cells/mm3)、平均血中HIV RNA量
は4.0 log10 copies/mL(2.9~5.8 log10 copies/mL)であった。

施設二重盲検試験を実施した。開始時の平均CD4リンパ球数は
3

重盲検試験を実施した。試験開始時における平均CD4リンパ球数

3

主な有害事象は400/100mg BID群(36例)で下痢21例(58.3%)、
悪心14例(38.9%)、咳嗽増加13例(36.1%)、疼痛、嘔吐各12例
(33.3%)等であった。

48週までの治療反応の経過は次図の通り。

※本 剤の承認最大用量は400mg・100mgを1日2回投与又は 800mg・
200mgを1日1回投与である。

17.1.4 海外第Ⅲ相試験
試験730(錠剤):抗HIV薬による治療未経験患者664例を対象
とした無作為化オープンラベル比較試験を実施した。ロピナビ
ル・リトナビル(LPV/r)投与群を2群(800mg・200mg QD
群 と 4 0 0 m g ・ 1 0 0 m g B I D 群 ) に 分 け 、 テ ノ ホ ビ ル (T D F )
300mgQD、エムトリシタビン(FTC)200mgQDを併用した。
開始時の平均CD4リンパ球数は216 cells/mm 3(20~775 cells/
mm3)、平均血中HIV-1 RNA量は5.0 log10 copies/mL(1.7~
7.0 log10 copies/mL)であった。
48週までの治療反応の内訳と中止理由は次の通り。
48週までの治療反応の内訳と中止理由は次の通り。
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